東京・関西から信州へ移住して家を建てる方へ
諏訪・茅野・原村・富士見で家を見る前に、まず「誰に相談するか」を考えてほしい
こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。
このブログでは、サイエンスホーム諏訪店について、私の立場から少しずつお伝えしていきます。
ただ、最初に正直に言っておきたいことがあります。
私は、建築士ではありません。現場で図面を描く人間でもありません。断熱や構造について、専門家として細かい数値を語る立場でもありません。
じゃあ、なぜ私がサイエンスホーム諏訪店のブログを書くのか。
それは、エルハウスのCEOとして長く家づくりに関わってきた立場から、これから信州へ移住して家を建てようとしている方に、どうしてもお伝えしたいことがあるからです。
家づくりは、家を見る前に、人を見ることが大切です。
特に、東京・関西・首都圏近郊から、諏訪・茅野・原村・富士見・伊那エリアへ移住して家を建てようとしている方には、まずこのことを伝えたいんです。
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私自身も、外から信州へ来た一人です
私は、生まれてから小学校5年生まで、東京都武蔵村山市で過ごしました。小学校6年生から高校卒業、そして浪人時代までは、東京都八王子市で過ごしました。
武蔵村山も、八王子も、緑の多い良き街でした。
東京というと、ビルばかりの都会を想像される方もいるかもしれません。でも、私が育った場所には、山も緑も近くにあって、自然に触れる感覚は子どもの頃から身近にありました。
その後、大学進学をきっかけに信州に来ました。
祖父母の家は、母方が大月、父方が甲府にありました。中央線沿いに、大月、甲府、松本、諏訪、茅野がつながっている。そう考えると、私にとって信州は、まったく知らない遠い土地ではなく、どこか縁のある場所でもありました。
ただ、実際に信州で暮らしてみると、東京で感じていた自然とは、また違うものがありました。
空気の透明感、山の近さ、冬の冷え込み、夜の静けさ、そして星の見え方──ぜんぶ違う。
最近は暖冬と言われることも増えましたが、それでも信州の冬は、都市部から来た人にとってはやはり特別です。
私が大学生の頃、下宿先にお風呂がなくて、銭湯に通っていました。
ある冬の夜、銭湯から帰る途中に、濡れた髪の毛が凍ったことがあります。
あの感覚は、今でも忘れられません。
東京で育った私にとって、信州の冬は、頭で理解するものじゃなかった。体で覚えるものでした。
その一方で、信州の冬の夜空の星の美しさは、本当に特別です。
オーロラは出ませんが(笑)、今にも星屑が降ってきそうな夜があります。
寒さもある。不便さもある。けれど、言葉にできないほど美しい時間もある。 信州で暮らすというのは、その両方を受け取っていくことなんだと思います。
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移住して家を建てることは、ただの住宅購入ではありません
「家を建てる」──この言葉だけを見ると、土地を探して、間取りを決めて、住宅ローンを組んで、建物を完成させる、そんな流れを思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それも大切です。
でも、東京や関西から信州に移住して家を建てるというのは、ただの住宅購入じゃないんです。
これからの人生の時間の使い方が変わります。家族との距離感も、朝起きて見える景色も、休日の過ごし方も、変わる。場合によっては、仕事との向き合い方や、人との付き合い方や、人生の優先順位そのものまで変わっていきます。
50代60代の方なら、人生後半の暮らしをどう整えるか。これまで仕事や子育てに力を注いできた時間の先に、夫婦でどんな毎日を過ごしたいのか。自然の近くで、静かに、自分たちらしい時間を取り戻したいのか。
子育て世代なら、子どもにどんな景色を見せたいのか。どんな空気の中で育ってほしいのか。家族で過ごす時間を、どんな場所で積み重ねたいのか。
信州への移住と家づくりには、こういう大きな問いが含まれています。
だから私は、家づくりを「建物を建てること」だけで考えてほしくないんです。
家を建てるということは、これからの人生をどこで、誰と、どのように生きるのかを考えることです。
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信州の家づくりは、都市部の家づくりとは違います
東京や関西で家を建てる感覚と、信州で家を建てる感覚は、同じじゃありません。
もちろん、どちらが良い悪いという話ではなくて、それぞれに良さがあって、それぞれに考えるべきことがある。
ただ、信州には信州の暮らしがあります。
同じ長野県内でも、諏訪、茅野、原村、富士見、伊那──エリアによって暮らしの空気はずいぶん違います。標高が違えば、冬の寒さの感じ方も違う。道路の凍結や雪、風、日当たり、買い物のしやすさ、病院までの距離、学校、通勤、近所づきあい──暮らしに関わる条件は、場所によって少しずつ変わってきます。
そして、信州は基本的に車社会です。
都市部のように「駅から近ければ何とかなる」という感覚だけでは、暮らしにくい場所もあります。買い物、病院、仕事、子どもの送り迎え、冬道の運転──日々の暮らしの中で、車での移動はかなり大きな前提になります。
私は、今でも月に300キロほど走ります。山を走るトレイルランも好きです。信州の山を走っていると、景色の美しさだけじゃなく、標高や、風や、寒さや、道の状態や、季節の変化を、体で感じます。
信州の自然は、眺めるだけのものじゃありません。そこに暮らすというのは、自然の変化と一緒に生きるということです。
移住を考えている方は、どうしても景色に心を奪われます。
八ヶ岳が見える土地。田園風景が広がる場所。森に囲まれた静かな環境。空が広く、空気がきれいで、都市部では得られない開放感。
その気持ちは、本当によく分かります。景色に心が動くことは、決して悪いことじゃありません。むしろ、その感覚はとても大切です。
ただ、景色だけで土地を選んでしまうと、暮らし始めてから気づくこともあります。
冬の朝、車は出しやすいか。買い物にはどのくらい時間がかかるか。病院まで無理なく行けるか。年齢を重ねても暮らしやすいか。子どもがいる場合、学校や通学はどうなるか。家の中は本当に暖かく過ごせるか。
信州での家づくりでは、建物だけじゃなく、地域の暮らしまで含めて考える必要があります。
だからこそ、土地勘のない方ほど、誰に相談するかが大切になるんです。
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私の住宅人生は、飛び込み訪問から始まりました
私は社会人生活を、ハウスメーカーの住宅営業からスタートしました。最初は、飛び込み訪問です。
当時は、朝8時から深夜2時まで働くような毎日もありました。
今振り返ると、時代もありましたし、未熟な私自身も必死でした。良い経験もあり、苦しい経験もあり、お客様から学ばせていただいたことは、数えきれないほどあります。
その頃に、私は身をもって学びました。
家づくりは、単に建物を売る仕事じゃない。お客様の人生の大きな節目に関わる仕事なんだ、と。
家を建てるとき、お客様はたくさんのことを考えています。お金のこと、家族のこと、将来のこと、親のこと、子どものこと、仕事のこと、自分たちが本当に望んでいる暮らしのこと──表面上は、間取りや価格や土地の話をしていても、その奥には、人生の大きな選択がある。
だから今、私はエルハウスのメンバーには、無理を重ねる仕事じゃなくて、楽しく、お客様に喜ばれ、お客様の望む人生を支援する仕事をしてほしいと思っています。
家を売るのではなく、望む人生を支援する。 これは、私がエルハウスで大切にしている考え方です。
そして、その考え方は、サイエンスホーム諏訪店にもそのままつながっています。
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家を見る前に、まず「誰に相談するか」を見てほしい
家づくりでは、どうしても最初に商品を見たくなります。
どんなデザインか、いくらで建つのか、どんな間取りができるのか、断熱性能はどうか、外観は好みに合うか──もちろん、こういうことも大切です。
サイエンスホームにも、分かりやすい特徴があります。
ひのきの家。外張り断熱の家。メーターモジュールの家。木の香りや、真壁づくりの雰囲気。暮らしの中に木を感じられる空間。
これらは、エルハウスの家づくりにはない魅力で、私がサイエンスホームを導入した大きな理由でもあります。
そして私は、この個性を、奥寺さんとさきなさんという若いチームに託してみたいと思いました。
ひのき、外張り断熱、メーターモジュール──この3つは、ただの仕様じゃありません。サイエンスホームらしさをつくる、大切な個性です。
ただ、その個性をお客様にちゃんと届けるには、家の知識だけでは足りない。
その家を、誰と一緒に考えるのか。不安を話せる相手がいるのか。合うことだけじゃなく、合わないことも正直に伝えてくれるのか。移住後の暮らしまで想像してくれるのか。お客様の人生を、家づくりの中心に置いてくれるのか。
ここがいちばん大切なんです。
家づくりは、正解を押し付けられて進めるものじゃありません。お客様が大切にしたいことを一緒に見つけながら、少しずつ形にしていくものです。
だから私は、サイエンスホーム諏訪店では、奥寺さんとさきなさんに大きな期待をしています。
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奥寺さんに相談してほしい理由
奥寺さんは、サイエンスホーム諏訪店のエグゼクティブディレクターです。
建築士としての専門性を持っていて、木の家、真壁づくり、外張り断熱、サイエンスホームの特徴について、ちゃんと語れる人です。
でも、私が奥寺さんを信頼している理由は、建築士だからということだけじゃありません。
奥寺さんは、家を単なる商品として見ていない。木の家を、暮らしの器として見ています。
サイエンスホームに向いている人、向いていない人についても、正直に考えようとしている。これは、本当に大切な姿勢です。
住宅会社というのは、ともすると「誰にでも合います」「これが一番です」と言いたくなります。でも、本当はそうじゃない。
木の家が合う人もいれば、合わない人もいます。家族の気配を感じる空間が好きな人もいれば、きっちり個室を分けたい人もいる。経年変化を味わいと思える人もいれば、傷や色の変化が気になる人もいます。
それを正直に伝えるというのは、売る側にとっては簡単じゃありません。でも、お客様にとっては、本当にありがたいことです。
奥寺さんには、その正直さがある。
家を売るためだけじゃなく、お客様が後悔しないために考えられる人。木と建築と暮らしをつなげて考えられる人。私は、奥寺さんをそういう人だと見ています。
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さきなさんに相談してほしい理由
さきなさんは、2026年4月1日からサイエンスホーム諏訪店の店長になりました。
さきなさんの良さは、お客様の暮らしに寄り添えるところです。
家づくりでは、どうしても間取りや価格や性能に意識が向きやすくなります。もちろん、それらも大切です。
でも、その前に考えてほしいことがあるんです。
なぜ家を建てたいのか。その家でどんな時間を過ごしたいのか。誰と、どんな毎日を重ねたいのか。信州に移住して、何を大切にしたいのか。
さきなさんは、こういう問いをお客様と一緒に考えられる人です。
家を建てることがゴールじゃありません。建てた家でどう暮らすのか。その暮らしが、お客様の望む人生に近づいているのか。ここを一緒に考えられることは、店長としてとても大切な力だと思っています。
家づくりの最初は、誰でも不安です。何から始めたらいいか分からない。予算のことも心配。土地のことも分からない。移住して本当にやっていけるのかも不安。
不安があることは、悪いことじゃありません。むしろ、人生の大きな決断だからこそ、不安があって当然です。
大切なのは、その不安を隠さずに話せる相手がいるかどうか。
私は、さきなさんには、お客様が安心して最初の相談をできる空気があると感じています。
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この2人に託したかった理由
奥寺さんとさきなさんを見ていて、良いなと思うことがあります。
それは、2人がお互いをリスペクトしていることです。
相手のせいにしない。環境のせいにしない。自分たちにできることを考える。
この姿勢は、簡単なようで、簡単じゃありません。
仕事をしていれば、良いことばかりじゃない。思うように進まないこともあれば、予定通りにいかないこともある。お客様とのやり取りの中で、悩むこともあります。
でも、そういう時に、誰かのせいにするのでもなく、環境のせいにするのでもなく、「じゃあ、自分たちは何ができるか」と考えられるチームは強いんです。
私は、サイエンスホーム諏訪店を、そういうチームに育ててほしいと思っています。
ピラミッドのように、上から指示を出して誰かが動くのではなく、それぞれが自分の役割を持ち、お互いを尊重しながら、お客様のために動く。
奥寺さんには奥寺さんの良さがあります。さきなさんにはさきなさんの良さがあります。2人が補い合うことで、サイエンスホーム諏訪店は、ただ家を建てる場所じゃなくて、お客様が安心して望む暮らしを相談できる場所になっていく。私はそう思っています。
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私は、奥寺さんとさきなさんに光を当てる役です
この網倉ブログでは、私が前に出すぎるつもりはありません。
主役は、奥寺さんとさきなさんです。そしてこれから信州で家づくりを考えているお客様です。
私は建築士じゃありませんから、専門的なことは、奥寺さんやさきなさん、サイエンスホーム本部、全国のサイエンスホームの知見を紹介しながらお伝えしていきます。
私の役割は、その言葉に光を当てることです。
奥寺さんが語る木の家の魅力を、読者の暮らしの言葉に翻訳する。さきなさんが書いているお客様への問いかけを、移住者の判断基準として紹介する。サイエンスホーム本部が伝えている特徴を、信州で家を建てる方の目線で読み解く。
そういうブログにしていきたいと思っています。
家づくりには、良いことも、迷うことも、不安に感じることもあります。それでいいんです。大切なのは、ひとつずつ確認しながら、自分たちに合う選択をしていくこと。
サイエンスホームが合う方もいます。別の家づくりが合う方もいます。それぞれの人生に、それぞれの正解がある。
だからこそ私は、合うことも合わないことも含めて、正直に伝えていきたいと思っています。
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まずは、会って話してみてください
東京・関西・首都圏近郊から信州へ移住して家を建てる方へ。
最初から、すべてを決める必要はありません。土地も、間取りも、予算も、まだぼんやりしていて大丈夫です。
「信州で暮らしてみたい」 「木の家が気になる」 「原村や富士見、諏訪、茅野の暮らしに興味がある」 「50代からの暮らしを整えたい」 「子どもに自然の中で育ってほしい」 「夫婦でこれからの人生を考え直したい」
──そんな気持ちが少しでもあるなら、まずは話してみるところから始めていいと思います。
家を見る前に、人を見てください。 商品を見る前に、相談相手を見てください。 そして、自分たちの不安や希望を、安心して話せる相手かどうかを感じてみてください。
サイエンスホーム諏訪店には、奥寺さんとさきなさんがいます。
木の家のこと。信州の暮らしのこと。移住してからの毎日のこと。家づくりの目的のこと。
ぜひ、ゆっくり相談してみてください。
家を建てることは、望む人生を考えることです。そして、望む人生は、誰かに押し付けられるものじゃなくて、自分たちで見つけていくものです。
このブログが、その一歩になればうれしく思います。



