信州移住の家づくりで、最初に家族で話してほしいこと

信州移住の家づくりで、最初に家族で話してほしいこと

目次

正解を出す前に、それぞれの「不安」と「望み」を言葉にする

こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。

今回のテーマは、信州移住の家づくりで、最初に家族で話してほしいことです。

信州へ移住して家を建てたい。 そう思ったとき、多くの方は、まず土地や建物のことを考えます。

どの地域に住むのか。どのくらいの広さの土地が良いのか。どんな家を建てるのか。いくらくらいかかるのか。いつまでに引っ越すのか──それらは大切です。

ただ、私はその前に、家族で話してほしいことがあります。

それは、自分たちは、どんな暮らしをしたいのか。 そして、もっと言えば、どんな暮らしは、もうしたくないのかということです。

まず、正解を出そうとしなくていい

家族で家づくりの話をすると、どうしても「決めること」に意識が向きます。

土地を決める、予算を決める、間取りを決める、住宅会社を決める、移住するかどうかを決める──いつかは決めるときが来ます。

でも、最初の家族会議で、いきなり正解を出そうとしなくていいんです。

最初に大切なのは、決めることじゃありません

お互いが、何を不安に思っているのか。何を望んでいるのか。何を手放したいのか。これから、どんな時間を増やしたいのか。

そこを言葉にすることです。

家族会議は、結論を出す場じゃなく、お互いの望む人生を知る場にしていただけたらと思います。

「なぜ信州に住みたいのか」を話してみる

まず、家族で話してほしい問いがあります。

なぜ、信州に住みたいのか。

この問いは、本当に大切です。

自然があるから。山が見えるから。空気がきれいだから。子どもを自然の中で育てたいから。都会の忙しさから少し離れたいから。夫婦で人生後半をゆっくり過ごしたいから。リモートワークをしながら、自分らしい暮らしをしたいから。温泉や山や湖が近くにある暮らしをしたいから──理由は、人によって違います。

そして、家族の中でも違っていいんです。

一人は自然に惹かれている。一人は仕事の自由度を求めている。一人は子どもの環境を考えている。一人は老後の安心を考えている。

それぞれ違う理由を持っていて、当然です。

大切なのは、最初から一つの答えにまとめようとしないことです。

まずは、家族それぞれが、「なぜ信州に住みたいのか」を話してみてください。

「どんな暮らしがしたいか」の前に、「どんな暮らしは嫌か」

多くの人は、移住で何を得たいかを考えます。

広い土地、自然、山の景色、木の家、ゆとりある暮らし、庭のある暮らし、静かな環境、家族との時間──それも大切です。

でも、その前に考えてほしいことがあります。

もう、どんな暮らしはしたくないのか。 何を手放したいのか。 どんな一日には戻りたくないのか。

得たいものより先に、手放したいものを言葉にすると、望む暮らしが見えてくることがあります。

たとえば──満員電車でぎゅうぎゅうになって通勤する暮らしは、もう嫌だ。朝から時間に追われる暮らしは、もう嫌だ。家族で顔を合わせる時間が少ない暮らしは、もう嫌だ。休日も疲れ切って寝るだけの暮らしから、もう卒業したい。

こうした「嫌だ」を言葉にすることは、後ろ向きなことじゃありません。

むしろ、本当に大切なことです。

何を手放したいのかが分かると、何を大切にしたいのかが見えてきます。

捨てるものをはっきりさせると、望む暮らしが見えてくる

家づくりでは、どうしても「何を得るか」に意識が向きます。

広いリビングが欲しい。眺めの良い土地が欲しい。木の家に住みたい。断熱性能の高い家が欲しい。庭が欲しい。ワークスペースが欲しい──それも大切です。

でも、私は、得るものより先に、捨てるものをはっきりさせることも大切だと思っています。

何をやめたいのか。何に時間を使うのをやめたいのか。何に心をすり減らすのをやめたいのか。どんな一日から卒業したいのか。

ここがはっきりすると、家づくりの方向性が変わります。

ただ広い家が欲しいんじゃなく、家族でゆっくり話せる時間が欲しいのかもしれません。 ただ景色の良い土地が欲しいんじゃなく、毎朝、自分を整える時間が欲しいのかもしれません。 ただ信州に住みたいんじゃなく、今までの働き方や時間の使い方を変えたいのかもしれません。

家は、目的じゃありません。望む人生を支える舞台です。

だから、何を得たいかだけじゃなく、何を手放したいかも、家族で話してみてください。

不安は、全部出していい

家族会議では、不安も全部出していいと思っています。

冬が不安。寒さが不安。雪道が不安。車社会が不安。仕事が不安。お金が不安。土地選びが不安。子どもの学校が不安。親の介護が不安。近所付き合いが不安。木の家が自分たちに合うか不安。移住して後悔しないか不安──

こうした不安を、無理に消そうとしなくて大丈夫です。

不安があることは、悪いことじゃありません。それだけ真剣に考えているということです。

むしろ、不安を言葉にしないまま進める方が、後から苦しくなることがあります。

不安は、隠すものじゃありません。家族で共有するものです。

そして、共有した不安は、ひとつずつ整理することができます。

不安の多くは、技術や仕組みで解決できることもあります

不安を出したあとに大切なのは、「だから無理だ」で終わらせないことです。

今は、技術や仕組みで解決できることも増えています。

たとえば、冬の寒さが不安

信州の冬は、確かに寒いです。これは軽く見ちゃいけません。

でも、今は断熱や気密の技術が進んでいます。エアコン一台で快適に暮らせる家の考え方もあります。家全体をどう暖めるか、どう温度差を減らすかという設計も進化しています。

お金が不安

これも、本当に自然な不安です。

でも、家づくりでは、借りられる金額じゃなく、安心して暮らし続けられる金額を考えることができます。資産形成できる家という考え方もあります。土地、建物、暮らし、将来の支出まで含めて整理することで、不安は少しずつ見える形になります。

土地選びが不安

信州には、土地選びで気をつけることがあります。冬の朝、日当たり、道路、標高、車の出入り、散歩できる環境、地域との相性──エルハウスには、信州土地選びの考え方があります。感覚だけじゃなく、法則や経験から一緒に整理できます。

仕事が不安

AIの時代、自動運転の時代、働き方はこれから大きく変わります。エルハウスの事業部には、エルキャリアという職業紹介事業部もあります。

移住と仕事は、切り離せないテーマです。だからこそ、家だけじゃなく、働き方や人生全体として考えることが大切です。

不安は、出して終わりじゃありません。言葉にすれば、次に考えることが見えてきます

不安を出し切ったら、次は希望です

不安を出すことは大切です。

でも、不安だけで家づくりを進めると、家づくりは重くなります。

だから、不安を出したあとは、希望も言葉にしてほしいんです。

これから、どんな時間を増やしたいのか。

朝、山を見ながらコーヒーを飲む時間。子どもと一緒に外で遊ぶ時間。夫婦で散歩する時間。犬と歩く時間。温泉に行く時間。庭で土に触れる時間。読書をする時間。家族で食卓を囲む時間。夜、星を見る時間。

こうした時間を、どれだけ増やしたいのか

そして、家を建てることで、どんな自分たちになりたいのか

慌ただしい家族じゃなく、少し余白のある家族になりたい。いつも疲れている自分じゃなく、朝から歩ける自分になりたい。時間に追われる暮らしじゃなく、自分たちで時間を選ぶ暮らしをしたい。自然の中で、家族の会話が増える暮らしをしたい。

そうした希望を、言葉にしてみてください。

希望は、すぐに立派な言葉にならなくて大丈夫です。

朝、気持ちよく起きたい」「家族でご飯を食べたい」「休日に歩きたい」「冬でも暖かく暮らしたい」──それで十分です。

家族の意見が割れたら、結論を出さなくていい

家族会議をすると、意見が割れることがあります。

それは、自然なことです。

一人は移住したい。一人はまだ不安。一人は木の家が好き。一人はすっきりした家が好き。一人は広い土地が欲しい。一人は買い物や病院に近い方が安心。一人は庭が欲しい。一人は草刈りが心配──こういうことは、普通にあります。

その場で結論を出そうとしなくて大丈夫です。

家族の意見が割れたときに大切なのは、どちらが正しいかを決めることじゃありません

なぜ、そう思うのか。何が不安なのか。何を大切にしたいのか。

そこを聞くことです。

意見の違いは、家族が本気で未来を考えている証拠です。

だから、意見が割れても大丈夫。結論が出なくても大丈夫です。

そのまま、私たちに相談していただいて構いません。

家族会議で話してほしい問い

家族で話すときには、こんな問いを使ってみてください。

なぜ、信州に住みたいのか。今の暮らしで、何を手放したいのか。これから、どんな時間を増やしたいのか。家を建てることで、どんな自分たちになりたいのか。

どんな一日は、もう送りたくないのか。どんな朝を迎えたいのか。冬の暮らしで、何が不安なのか。お金について、何が心配なのか。仕事について、何が不安なのか。土地選びで、何が分からないのか。

そして最後に──家族それぞれが、一番大切にしたいことは何か。

この問いに、きれいに答える必要はありません。メモでも、箇条書きでも、家族で話してまとまらなくても大丈夫です。

大切なのは、言葉にしてみることです。

言葉にすると、見えてくるものがあります。

家族で話したメモは、きれいにまとめなくて大丈夫です。箇条書きでも、言葉が途中でも、不安と希望が混ざっていても。

そのメモを、そのまま持ってきてください。

まとまっていない言葉の中にこそ、本当に大切にしたいことが隠れていることがあります。

奥寺さん、咲奈さん、チームエルハウスで支援します

家族で話してみたけれど、まとまらない。不安を出したら、余計に分からなくなった。希望はあるけれど、現実にできるか分からない。信州移住に惹かれるけれど、本当に自分たちに合うか分からない。

そういうときは、そのまま相談していただいて大丈夫です。

奥寺立佳さんは、建築士として、土地と建物の相性、断熱、間取り、真壁づくり、ひのきの家、諏訪の冬について、現実的に考えられる人です。

岩谷咲奈さんは、店長として、暮らしの不安や移住への迷い、家づくりの目的を、落ち着いて受け止められる人です。

そして、二人だけじゃありません。

池原社長がいます。藤森徹也棟梁がいます。職人チームがいます。エルハウスの現場力があります。エル不動産があります。移住サポートセンターがあります。エルキャリアという職業紹介事業部もあります。

家づくりは、家だけで終わりません。土地、仕事、暮らし、家族の未来までつながっています。

だからこそ、チームで支援していきたいと思っています。

家族会議は、望む人生の入口です

信州移住の家づくりで、最初に家族で話してほしいこと。

それは、正解じゃありません。

不安です。望みです。手放したいものです。増やしたい時間です。どんな自分たちになりたいのか、ということです。

どんな暮らしがしたいかの前に、どんな暮らしはもう嫌なのか。 得たいものの前に、何を手放したいのか

ここを言葉にすると、家づくりは変わります。

家は、目的じゃありません。望む人生を支える舞台です。

家族の意見が違っても大丈夫。不安がたくさんあっても大丈夫。結論が出なくても大丈夫です。

そこから、家づくりは始まります。

信州移住が、ただ場所を変えることじゃなく、望む人生を生きる一歩になるように。

私たちは、奥寺立佳さん、岩谷咲奈さん、チームエルハウスで、その大切な決断を支援していきたいと思っています。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次