家づくりで「まだ何も決まっていない」は、悪いことじゃありません
起きていることは必要なこと。迷いも、望む人生を見つける入口です
こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。
今回のテーマは、家づくりで「まだ何も決まっていない」は、悪いことじゃありませんです。
家づくりや信州移住を考え始めたとき、多くの方がこう思うかもしれません。
「土地が決まってから相談した方がいいんじゃないか」「予算が決まってから話した方がいいんじゃないか」「家族の意見がまとまってから動いた方がいいんじゃないか」「住宅会社をある程度絞ってから問い合わせた方がいいんじゃないか」「サイエンスホームに決めてから相談した方がいいんじゃないか」──
その気持ちは、本当によく分かります。
でも、私はこう思っています。
何も決まっていないことは、悪いことじゃありません。
むしろ、何も決まっていない状態には、肯定的な意味があります。
迷っている。止まっている。分からない。決められない。家族で意見が違う。何から始めたらいいか分からない──それらは、決して失敗じゃありません。
今、その状態であることにも、きっと意味があります。
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私の座右の銘
私の座右の銘のひとつに、こういう言葉があります。
必要なことしか起きない。 起きていることは、必要なこと。
良いと感じることもあれば、悪いと感じることもある。うまく進んでいるように見えることもあれば、止まっているように見えることもあります。
でも、後から振り返ると、「あの時、あれがあったから今がある」と思えることがあるんです。
家づくりも同じです。
土地がなかなか決まらない。家族の意見が合わない。予算で迷う。移住するかどうか決めきれない。木の家が自分たちに合うか分からない。
一見すると、前に進んでいないように見えるかもしれません。
でも、それも必要な時間なのかもしれません。
何も決まっていない時間は、無駄じゃありません。
自分たちが本当に何を望んでいるのかを見つけるための、本当に大切な時間だと思っています。
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もっと早く相談してくれたら、と思うこともあります
正直に言えば、「もっと早く相談してくれたら、違う選択肢もあったかもしれない」と思うことはあります。
土地を先に決めてから相談に来られる。予算配分が固まってから相談に来られる。すでにいろいろな情報を見すぎて、何が正しいか分からなくなってから相談に来られる。家族の中で不安が大きくなってから相談に来られる。
そういうときに、「もう少し前の段階で話せていたら」と思うことは、正直あります。
でも、それも含めて、必要なことだったんだと思っています。
過去を責める必要はありません。選んできた道を否定する必要もありません。
遠回りに見えることにも、意味があります。
大切なのは、今です。
今このブログに出会って、少しでもピンと来たなら、そこから始めればいいんです。
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相談とは、買う約束じゃありません
ここは、はっきり書いておきたいところです。
相談とは、買う約束じゃありません。
相談したから、家を建てなきゃいけないわけじゃありません。相談したから、サイエンスホームに決めなきゃいけないわけでもない。相談したから、すぐに土地を決めなきゃいけないわけでもありません。
相談とは、自分たちの中にある、まだ言葉になっていない望みを整理する時間だと思っています。
何かを決めるためだけに相談するんじゃないんです。何を決めればいいのかを見つけるために、話していただければいい。
家づくりは、大きな決断です。
だからこそ、いきなり決める必要はありません。
まずは、自分たちが何を大切にしたいのか。どんな一日を送りたいのか。何に不安を感じているのか。何に惹かれているのか。
そこを言葉にしていくことから始めればいいと思っています。
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土地がなくても、大丈夫です
土地がまだ決まっていなくても大丈夫です。
むしろ、土地が決まっていないからこそ、考えられることもあります。
どんな地域が合うのか。冬の朝をどう感じるのか。散歩できる場所が近くにあるか。車社会に慣れられそうか。買い物や病院との距離をどう考えるか。自動運転やAIの時代に、土地選びの基準をどう持つか。
土地は、家を建てる場所であると同時に、日々の暮らしを支える場所です。
土地だけで判断しても、暮らしは決まらない。建物だけで考えても、人生は整いません。
土地と建物と暮らしは、つながっています。
だから、土地がない段階でも話していただいて大丈夫です。
むしろ、土地を見る前に、「どんな一日を送りたいのか」を考えることが、本当に大切だと思っています。
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予算が決まっていなくても、進められます
予算が決まっていなくても、進められます。
お金の話は大切です。家づくりでは、資金計画を避けて通ることはできません。
ただ、最初から完璧な予算を持っている人ばかりじゃありません。
いくらまでなら安心なのか。月々いくらなら無理がないのか。土地にどれくらいかけるのか。建物にどれくらいかけるのか。家具や外構、引っ越し、暮らし始めてからのお金をどう考えるのか──こういうことは、話しながら整理していくものです。
家づくりで大切なのは、「借りられる金額」だけじゃありません。
安心して暮らし続けられる金額を考えることです。
家にお金を使いすぎて、暮らしの楽しみがなくなってしまっては、望む人生から離れてしまうかもしれません。
子どもの教育、趣味、旅行、健康、自己投資、親孝行、日々を整える時間──そういうものも含めて、人生です。
だから、予算がまだ決まっていなくても大丈夫です。 一緒に整理していけばいいんです。
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家族で意見が違うのは、自然なことです
家族の意見がまとまっていなくても大丈夫です。
むしろ、家族で意見が違うのは自然なことです。
ご主人は木の家が好き。奥さまはすっきりした家が好き。一人は移住したい。もう一人は少し不安。子どもの学校を優先したい人もいる。仕事のことを考える人もいる。親のことを考える人もいる。
家族は、それぞれ違う人生を生きています。だから、同じ家づくりでも、見ているものが違います。
それは悪いことじゃありません。
家族の意見が違うことは、家づくりを深めるきっかけになります。
なぜ、その人はそう思うのか。何が不安なのか。何を大切にしたいのか。どんな暮らしを望んでいるのか。
そこを話し合うことで、家づくりは少しずつ本物になっていきます。
最初から意見がまとまっている必要はありません。 まとまっていない状態で、話していただいて大丈夫です。
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移住するかどうか迷っているなら、迷ったまま来てください
信州へ移住するかどうか迷っていても大丈夫です。
移住は、大きな決断です。住む場所が変わる、移動の仕方が変わる、冬の暮らしが変わる、仕事の仕方が変わることもある、人との距離感も変わる──迷うのは、当然です。
東京や関西、首都圏近郊での暮らしにも、良さがあります。信州での暮らしにも、良さがある。どちらが正しいということじゃありません。
大切なのは、自分たちに合うかどうかです。
信州の自然に惹かれる。でも、冬が不安。車社会が不安。仕事が不安。家族が馴染めるか不安。
そうした不安も、そのまま話していただいて大丈夫です。
移住すると決めてから相談するんじゃなく、移住するかどうかを考えるために、話していただいていいんです。
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木の家が合うか分からないなら、感じに来てください
木の家が自分たちに合うか分からなくても大丈夫です。
サイエンスホームは、ひのきの家です。真壁づくりの家です。柱や梁が見える家です。木に囲まれるような暮らしがあります。
木の家が好きな人には、とても深く届く家だと思います。
でも、誰にでも合うわけじゃありません。
木の香りが好きか。木の経年変化を楽しめるか。柱や梁の存在感を心地よく感じるか。吹き抜けの広がりが合うか。昔の家のように感じるか。それとも、懐かしく落ち着くと感じるか。
これは、体感してみないと分かりません。
だから、木の家が好きかどうか分からない段階でも大丈夫です。
モデルハウスで感じてみればいい。良いと感じることも、少し違うと感じることも、どちらも大切な情報です。
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比較中でも、大丈夫です
サイエンスホームに決めていなくても大丈夫です。
この記事を読んでいる方の中には、「まだ比較中です」「他の会社も見ています」「エルハウスの家も気になります」「サイエンスホームが合うか分かりません」という方もいると思います。
それでいいんです。
家づくりは、正解を押し付けられるものじゃありません。
いろいろ見て、感じて、比べて、話して、自分たちに合うものを見つけていくものです。
サイエンスホームが合う方もいる。エルハウスの別の商品が合う方もいる。もしかすると、今はまだ建てるタイミングじゃない方もいるかもしれません。
それも含めて、必要なことなんだと思います。
だから、サイエンスホームに決めていなくても大丈夫です。
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相談に必要なのは、正解じゃなく「今の状態」です
相談に来る前に、完璧に準備する必要はありません。
ただ、もし分かる範囲で持ってきていただけると、話しやすいものがあります。
気になっている土地情報、今住んでいる場所、家族構成、いつ頃移住したいか、今の暮らしの不満、理想の一日、不安なこと、好きな家の写真、嫌いな家の写真、大まかな予算感、毎月の支払いで不安のない金額──こういうものがあると、話は進めやすくなります。
でも、全部そろっていなくても大丈夫です。
大切なのは、正解を持ってくることじゃありません。
今の状態を、そのまま持ってきていただくことです。
迷っているなら、迷っているまま。 不安なら、不安なまま。 分からないなら、分からないまま。
その状態から、一緒に整理していけばいいんです。
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奥寺さん・咲奈さん・チームで受け止めます
サイエンスホーム諏訪店には、奥寺立佳さんがいます。岩谷咲奈さんがいます。
奥寺さんは、建築士として、土地と建物の相性、間取り、断熱、真壁づくり、ひのきの家、諏訪の冬について、現実的に考えられる人です。
咲奈さんは、店長として、暮らしの不安や移住への迷い、家づくりの目的を、落ち着いて受け止められる人です。
そして、二人だけじゃありません。
池原社長がいます。藤森徹也棟梁がいます。職人チームがいます。エルハウスの現場力があります。エル不動産があります。移住サポートセンターがあります。綿半林業さん、サイエンスホーム本部の知見もあります。
そして、最終的な責任は、CEOである私が取ります。
奥寺さん、咲奈さん、そしてチームエルハウス サイエンスホーム事業部で、あなたの人生の重要な決断のお役に立ちたいと思っています。
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ピンと来たら、そこが始まりです
家づくりで、まだ何も決まっていない。
それは、悪いことじゃありません。
土地がない。予算が決まっていない。家族の意見が違う。移住するか迷っている。木の家が合うか分からない。サイエンスホームに決めていない。
全部、大丈夫です。
必要なことしか起きない。 起きていることは、必要なこと。
今、迷っていることにも意味があります。今、決まっていないことにも意味がある。今、このブログに出会ったことにも、意味があるかもしれません。
だから、過去を責める必要はありません。 決まっていない自分たちを責める必要も、ありません。
この文章を読んで、少しでもピンと来たなら、そこが始まりです。
相談とは、買う約束じゃありません。 自分たちの望む人生を、少しずつ言葉にしていく時間です。
家づくりは、人生の重要な決断です。
その大切な時間を、焦らず、責めず、急がず、でも必要なときに一歩進めるように。
私たちは、そのお役に立てたらうれしく思います。



