初回相談の前に、家づくりを動画で学んでほしい
自己決定感のある主体性で選ぶために、モヤモヤを言葉にする時間を大切にしたい
こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。
今回のテーマは、初回相談の前に、家づくりを動画で学んでほしいです。
信州で木の家を建てたい。サイエンスホームに興味がある。諏訪、茅野、原村、富士見、伊那あたりで暮らしたい。東京や関西から信州移住を考えている。木の香りのする家、ひのきの家、真壁づくり、外張り断熱、メーターモジュールに興味がある。
そう考えたとき、多くの方が最初にすることは、相談だと思います。
住宅会社に問い合わせる、モデルハウスを見に行く、資料を請求する、担当者と話す、土地や予算のことを聞く、家づくりの流れを確認する。
それは、本当に大切です。
でも私は、これからの家づくりでは、初回相談の前に、少しだけ家づくりを学んできてほしいと思っています。
それは、知識を詰め込んでから来てほしいという意味じゃありません。専門家のようになってから相談してほしいという意味でもありません。
私たちがこれまで書いてきたブログを、これから動画にもしていきます。
信州移住のこと、土地選びのこと、冬の寒さ、夏の暑さ、木の家が合う人と合わない人、山との距離感、観光と暮らしの違い、担当者選び、望む人生を考えること。
そうした記事を動画で見て、少しだけ考えてから相談に来てほしいんです。
動画を見ることは、正解を覚えることじゃありません。どの答えが正しいかを学ぶことでもありません。
大切なのは、動画を見ながら、
「自分はここに惹かれる」 「ここは少し不安だ」 「これは家族と話してみたい」
──そう感じることです。
その感覚こそが、初回相談で一番大切な材料になります。
理由はひとつです。
お客様に、自己決定感のある主体性で家づくりを選んでほしいからです。
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家づくりは、説明を受けて決めるものじゃありません
家づくりの相談というと、担当者から説明を受ける時間だと思う方も多いかもしれません。
性能の説明、価格の説明、間取りの説明、土地の説明、住宅ローンの説明、会社の説明、商品の説明。
説明は、もちろん必要です。
分からないことは、きちんと説明する必要があります。知らないまま決めるのは危険です。土地や建物、資金計画、性能、信州の気候については、専門的な情報も必要です。
でも、家づくりは、説明を聞いてそのまま決めるものじゃないと思っています。
説明を受けるだけだと、どうしても受け身になります。
「担当者が良いと言ったから」「すすめられたから」「みんなが選んでいるから」「今決めた方がいいと言われたから」
そういう決め方になってしまうことがあります。
担当者の意見は、もちろん大切です。専門家の助言も大切です。
でも、最後に暮らすのは、お客様自身です。
だから、家づくりでは、
自分たちで考えた。 自分たちで選んだ。 自分たちで納得した。
──という感覚が大切です。
この感覚があると、家づくりは大きく変わります。
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動画で学んでほしいのは、説明時間を短くしたいからじゃありません
初回相談の前に動画を見てほしい。
そう聞くと、「説明を省略したいのかな」「効率化したいのかな」と思う方もいるかもしれません。
動画を見ていただくことで、基本的な説明は共有しやすくなります。
でも、私が本当に大切にしたいのは、そこじゃありません。
説明時間を短くしたいからじゃありません。 お客様を効率よく進めたいからでもありません。 こちらの都合で、打ち合わせを簡単にしたいからでもありません。
動画を見てきてほしい理由は、相談の時間を、もっと深い時間にしたいからです。
家づくりの基本を少し知っている。信州移住の現実を少し考えている。木の家の魅力と不安を少し感じている。土地選びの注意点を少し知っている。冬や夏の暮らしを少し想像している。望む人生という視点を少し持っている。
その状態で相談に来ていただくと、打ち合わせは単なる説明の時間じゃなくなります。
自分たちの本音を見つける時間になります。家族の考えを整理する時間になります。迷いを言葉にする時間になります。選択肢の中から、自分たちに合うものを見つける時間になります。
私は、その時間を大切にしたいんです。
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たくさんの選択肢がある時代だからこそ、自己決定感が大切です
今は、選択肢がとても多い時代です。
自由設計、規格住宅、Curect、サイエンスホーム、木の家、ひのきの家、平屋、二階建て、土地を買う、賃貸で試す、二拠点生活、完全移住、移住しない選択、家にお金をかける、暮らしにお金を残す、自然に近い場所、便利な場所、山が近い場所、少し離れて山を眺める場所。
選択肢が多いことは、良いことです。
でも、選択肢が多すぎると、人は迷います。
何が正解なのか、どれを選べばいいのか、誰の意見を信じればいいのか、本当にこれで良いのか。
そう感じることがあります。
だからこそ、家づくりでは、自己決定感のある主体性が大切です。
誰かに決めてもらうんじゃなく、自分たちで選ぶ。 売られたから買うんじゃなく、自分たちの望む人生に合うから選ぶ。 情報に流されるんじゃなく、自分たちの価値観に照らして決める。
動画で学ぶ時間は、その準備になります。
知識を増やすためだけじゃありません。 自分たちが何を大切にしたいのかに気づくための時間です。
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お客様は、すでに答えの種を持っています
私は、お客様は何も分からない人だとは思っていません。
むしろ、多くの場合、お客様はすでに答えの種を持っています。
ただ、それがまだ言葉になっていないことがあります。
「なんとなく木の家が好き。でも、なぜ好きなのか分からない」 「信州に移住したい。でも、本当に何を求めているのか分からない」 「広い土地がほしい。でも、本当に広さが必要なのか分からない」 「山が見える場所がいい。でも、山にどれくらい近づきたいのか分からない」 「家にお金をかけたい。でも、暮らしの余白も残したい」 「夫婦で話しているけれど、何となく温度差がある」 「子どものためと言いながら、自分自身も自然の中で暮らしたいのかもしれない」
こういうモヤモヤは、本当に大切です。
モヤモヤしているということは、まだ自分の本音が動いているということです。 迷っているということは、真剣に選ぼうとしているということです。
だから、モヤモヤを早く消す必要はありません。
大切なのは、そのモヤモヤを丁寧に言葉にしていくことです。
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奥寺さんと咲奈さんは、答えを押し付ける人じゃありません
サイエンスホーム諏訪店で、お客様の相談を受ける奥寺立佳さんと岩谷咲奈さん。
私は、この二人に大きな期待をしています。
ただ、期待しているのは、上手に商品を売ることじゃありません。
お客様がすでに持っている答えを、引き出すことです。
奥寺さんと咲奈さんは、答えを押し付ける人じゃありません。
「この家が正解です」「この土地が正解です」「この間取りが正解です」「こうした方がいいです」
そうやって、すぐに結論を出す人じゃなくていいと思っています。
専門家として伝えるべきことは、もちろんあります。
「この土地は注意が必要です」「この配置は冬に寒くなりやすいです」「この動線は暮らしにくくなるかもしれません」「この予算配分は少し無理があります」「この木の家は、こういう方には合いやすいです」
こうしたことは、はっきり伝える必要があります。
でも、それは押し付けじゃありません。
お客様が自分で納得して選べるようにするための情報提供です。
本当に大切なのは、お客様の中にある答えを、問いかけによって引き出していくことだと思っています。
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モヤモヤをクリアにする問いかけ
奥寺さんと咲奈さんに大切にしてほしいのは、問いかけです。
お客様の中にある、まだ言葉になっていない思い、何となく感じている不安、説明できない違和感、うまく言えない願い、家族の中の温度差、本当は大切にしたいこと。
そうしたモヤモヤを、少しずつクリアにしていく問いです。
たとえば、こんな問いです。
なぜ、木の家に惹かれましたか。 信州で、どんな日常を増やしたいですか。 家を建てたあと、どんな朝を迎えたいですか。 山は、近くで感じたいですか。それとも少し離れて眺めたいですか。 冬の暮らしで、不安なことは何ですか。 家にお金をかけたい部分と、暮らしに余白を残したい部分はどこですか。 ご家族で意見が違っているところはありますか。 木の傷や経年変化を、どんなふうに感じますか。 初めてモデルハウスに入ったとき、体はどう反応しましたか。 その土地で、普通の火曜日を過ごせそうですか。
こうした問いに答えていく中で、お客様自身が気づいていきます。
「自分は、家そのものより暮らしの余白を大切にしたかったんだ」 「木の香りに惹かれているのは、安心感を求めているからかもしれない」 「山の近くに住みたいと思っていたけれど、本当は山を眺める暮らしがしたかったのかもしれない」 「子どものためと言いながら、自分も望む人生を生きたいと思っていたんだ」 「冬の寒さが不安なんじゃなく、朝から家族が不機嫌になることが不安だったんだ」
こうして、言葉にならなかったものが言葉になる。
その瞬間に、家づくりは大きく前に進みます。
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相談後に、すっきりした気持ちになってほしい
私は、初回相談のあと、お客様にすっきりした気持ちになってほしいと思っています。
すべてが決まっていなくてもいい。土地が決まっていなくてもいい。予算が完全に整理できていなくてもいい。家の形が決まっていなくてもいい。サイエンスホームにするかどうか、まだ決まっていなくてもいい。
それでも、相談後に、
「自分たちが何に迷っていたのか分かった」 「何を大切にしたいのか少し見えてきた」 「家族で話すポイントが分かった」 「不安が悪いものじゃないと分かった」 「次に何を考えればいいか分かった」 「少し気持ちが軽くなった」
──そう感じてもらえたら、それは本当に良い相談だと思います。
相談の目的は、すぐに契約することじゃありません。
ご縁があって家づくりをご一緒できれば、もちろんうれしいです。
でも、その前に大切なのは、お客様が自分たちの望む人生に近づくことです。
相談して、すっきりする。自分たちの本音が少し見える。次の一歩が分かる。
それが、良い初回相談だと思っています。
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動画は、家族で見ることにも意味があります
初回相談の前に動画を見てほしい理由は、もうひとつあります。
家族で同じ情報を共有できるからです。
家づくりでは、家族の中で温度差が出ることがあります。
一人は木の家に強く惹かれている。一人は予算が不安。一人は移住したい。一人は今の暮らしを変えることが不安。一人は山の近くに住みたい。一人は病院や学校への距離が気になる。一人は木の傷や経年変化を楽しみたい。一人はきれいに保ちたい。
これは自然なことです。
家族だから、最初から同じ気持ちでいる必要はありません。
ただ、同じ動画を見ておくことで、話し合いの土台ができます。
「冬の暖かさは大事だね」 「山に近ければいいわけじゃないんだね」 「木の傷をどう感じるか、私たちは話した方がいいね」 「家に全部お金をかけるより、暮らしの余白も大切だね」 「この地域で普通の火曜日を過ごせるか、考えてみよう」
動画は、家族の会話のきっかけになります。
その会話が、初回相談を深くします。
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動画を見ていなくても、相談して大丈夫です
動画を全部見ていなきゃ相談できない、ということじゃありません。
忙しい方もいます。子育て中の方もいます。仕事で時間が取れない方もいます。どこから見ればいいか分からない方もいます。
見ていなくても大丈夫です。
ただ、見てきてもらえると、相談時間がより深くなります。
最初から説明だけで時間が終わるんじゃなく、
「自分たちはどう感じたのか」 「何に迷ったのか」 「どこが引っかかったのか」 「何に心が動いたのか」
──そこから話を始められます。
だから、動画を見ることを義務にはしたくありません。
でも、望む人生に合う家づくりをしたい方には、ぜひ見てほしいと思っています。
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家づくりは、知識よりも自分を知ることから始まります
家づくりでは、知識が大切です。
土地のこと、資金計画のこと、断熱のこと、気密のこと、構造のこと、木の家の特徴、信州の気候、冬の暮らし、夏の暑さ、地域との距離感。
知らないより、知っていた方がいいです。
でも、知識だけじゃ家は決まりません。
最後に大切になるのは、自分たちを知ることです。
何に安心するのか。何に不安を感じるのか。何に心が動くのか。何を手放したくないのか。何にお金を使いたいのか。どんな日常を増やしたいのか。どんな家族でありたいのか。どんな望む人生を生きたいのか。
動画で学ぶことも、相談することも、すべてはここにつながります。
家づくりは、家を知ることだけじゃありません。 自分たちを知ることでもあります。
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読者の方に問いかけたいこと
初回相談の前に、少しだけ考えてみてほしいことがあります。
あなたは、家づくりで何を決めたいのでしょうか。 家そのものを決めたいのでしょうか。 それとも、これからの日常を決めたいのでしょうか。
あなたは、どんな暮らしを増やしたいですか。どんな朝を迎えたいですか。どんな冬を越したいですか。どんな木の香りの中で暮らしたいですか。家族とどんな距離感で過ごしたいですか。家にお金をかけたいところと、暮らしに残したい余白はどこですか。今、言葉にできていない不安は何ですか。
そして、いちばん大切な問い。 本当は、何に心が動いていますか。
すぐに答えが出なくて大丈夫です。
その問いを持って相談に来ていただければ、それで十分です。
奥寺さんと咲奈さんは、その問いを一緒に整理していく人であってほしいと思っています。
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最後に、初回相談を考えている方へ
初回相談の前に、家づくりを動画で学んでほしい。
それは、知識を詰め込んでから来てほしいという意味じゃありません。
自己決定感のある主体性で、家づくりを進めてほしいからです。
たくさんの選択肢の中から、自分たちで考え、自分たちで選び、自分たちで納得して決める。
そのために、まず少しだけ学ぶ。 そして、感じたことを持って相談に来る。
奥寺立佳さんと岩谷咲奈さんは、お客様がすでに持っている答えの種を、問いかけによって引き出していく人です。
モヤモヤしていて、まだ言葉にできないこと。不安だけれど、何が不安か分からないこと。惹かれているけれど、なぜ惹かれるのか分からないこと。
それらを一緒にクリアにして、言葉にしていく。
相談のあとに、少しすっきりした気持ちになって帰っていただく。
そんな初回相談を、私たちは大切にしていきたいと思っています。



