サイエンスホームのモデルハウスでは、何を見ればいいのか
香り・足ざわり・空間の広がりを、写真ではなく体で確かめる
こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。
ここまで、サイエンスホーム諏訪店について、いくつかの記事を書いてきました。
ひのきの家、外張り断熱の家、メーターモジュールの家。サイエンスホームに合う人、合わない人。奥寺立佳さん、岩谷咲奈さんという二人の担当者。そして、株式会社エルハウスが運営するサイエンスホーム諏訪店であること──少しずつ、サイエンスホーム諏訪店のことをお伝えしてきました。
では、実際にモデルハウスを見るときには、何を見ればいいのか。
外観でしょうか。間取りでしょうか。キッチン、リビング、価格、性能──どれも大切です。
ただ、私は、モデルハウスでは、もっと大事なことを感じてほしいと思っています。
それは、この家が、自分たちの暮らしに合うかどうかです。
モデルハウスは、営業されに行く場所じゃありません。 自分たちの望む人生に、この家が合うかを確かめに行く場所です。
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インスタやYouTubeだけじゃ、分からないことがあります
今は、便利な時代です。
Instagramを見れば、家の雰囲気が分かります。YouTubeを見れば、間取りや空間の様子もある程度分かる。ホームページを見れば、写真も文章もあります。
東京や関西、首都圏近郊から信州移住を考えている方にとって、インターネットの情報は本当に大切です。まずは画面で見る。写真で比べる。動画で雰囲気を知る──それは、とても良い入り口です。
ただし、インスタやYouTubeだけじゃ、分からないことがあります。
ひのきの香り。床を歩いたときの足ざわり。柱や梁の木の厚み。吹き抜けを見上げたときの天井の高さ。空間の広がり。家の中に立ったときの、自分の体の感覚──これらは、画面じゃ分かりません。
家は、見るものでもあります。 でも同時に、体で感じるものでもあります。
だからこそ、サイエンスホームのモデルハウスは、できればリアルで体感してほしいんです。
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まず、玄関に入ったときの香りを感じてください
サイエンスホームの家で、まず感じてほしいのは、ひのきの香りです。
私が初めてサイエンスホームの本部モデルハウスを見たのは、2022年2月でした。
その建物は、たしか築5年ほど経っていたと思います。新築じゃありません。
それでも、玄関に入った瞬間、ほのかにひのきの香りがしたんです。
これは、今でもよく覚えています。
家の香りは、写真じゃ分かりません。動画でも分かりません。
玄関に入った瞬間に、どんな空気を感じるか。深呼吸したくなるか。少し落ち着くか。それとも、木の香りが自分には強いと感じるか。
そこを、まず感じてほしいんです。
ひのきの香りが好きな方もいれば、少し苦手に感じる方もいます。どちらが正しいということじゃありません。
大切なのは、自分たちに合うかどうかです。
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スリッパを脱いで、床を歩いてみてください
次に感じてほしいのは、床です。
できれば、スリッパを脱いで、床を歩いてみてください。
サイエンスホームのひのきの床は、見るだけじゃ分からないものがあります。
足の裏で感じる温度、肌ざわり、硬さ、やわらかさ、冬の冷たさ、裸足で歩きたくなる感覚──これは、写真じゃ絶対に伝わりません。
私がサイエンスホームのモデルハウスを見たときに驚いたことのひとつは、2月なのに裸足で床を歩けたことでした。
信州の冬を知っている方なら分かると思います。冬の床は、冷たいものです。
私の自宅はフローリングですが、冬はスリッパを履かないと冷たくて歩けないことがあります。
だからこそ、2月に裸足で床を歩けたことは、強く印象に残りました。
それだけで家の性能すべてを判断できるわけじゃありません。でも、家づくりでは、こうした体感が本当に大事なんです。
冬の朝、この床を歩いたらどう感じるか。子どもが裸足で走ったらどうか。50代60代になった自分が、足元に安心を感じるか。
モデルハウスでは、床を目で見るだけじゃなく、足で感じてほしいと思います。
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柱や梁の木の厚みを見てください
サイエンスホームの特徴のひとつに、真壁づくりがあります。柱や梁が見える家です。
一般的な大壁の家では、柱は壁の中に隠れています。クロスで仕上げられて、すっきりとした印象になります。それも、それで良さがあります。
一方で、サイエンスホームの真壁づくりでは、柱や梁が見えます。木の存在が、空間の中にはっきりとあります。
モデルハウスでは、ぜひこの木の厚みを見てください。
柱に目を向ける。梁を見上げる。階段まわりの木を見る。リビングの中で、どれくらい木に囲まれているかを感じる。
私自身、サイエンスホームの家を見たときに、木の量に圧倒されました。
ただ木目のクロスが貼ってあるんじゃありません。木がそこにある。厚みがある。重量感がある。
そこに、私はサイエンスホームの個性を感じたんです。
ただし、これも相性があります。
木に囲まれて落ち着く人もいれば、昔の家を思い出して、少し違うと感じる人もいます。
だからこそ、実際に見て、自分の感覚を確かめてほしいんです。
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天井の高さと、空間の広がりを感じてください
写真や動画では、空間の広がりは分かるようで、実は分かりにくいものです。
特に、吹き抜けや天井の高さは、リアルで立ってみないと分かりません。
モデルハウスでは、ぜひリビングに立って、上を見上げてください。
天井の高さをどう感じるか。吹き抜けを開放的だと感じるか。梁の存在感を安心と感じるか。家族の気配が上下につながることを、心地よいと感じるか。
ここを感じてほしいんです。
吹き抜けは、誰にでも合うわけじゃありません。
開放感があって好きな人もいる。家族の声や気配がつながって安心する人もいる。一方で、音や空間のつながりが気になる人もいる。落ち着いた低めの天井が好きな人もいる。
それでいいんです。
大切なのは、一般的に良いかどうかじゃありません。
自分たちの暮らしに合うか。自分たちの家族の距離感に合うか。自分たちが毎日過ごしたい空間か。
モデルハウスでは、天井の高さと空間の広がりを、体で感じてみてください。
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メーターモジュールのゆとりは、歩いてみると分かります
サイエンスホームの特徴には、メーターモジュールもあります。
メーターモジュールは、数字で説明することもできます。尺モジュールよりも、少しゆとりのある寸法。廊下や階段、トイレ、洗面所などに余裕が出やすい考え方。
でも、これも数字だけじゃ分かりません。
モデルハウスでは、実際に歩いてみてください。
階段を上がる。廊下を歩く。トイレに入る。洗面所に立つ。玄関で靴を脱ぐ。リビングから別の空間へ移動する。
そのときに、体がどう感じるか。
私は、25年前に建てた積水ハウスのメーターモジュールの家に住んでいます。冷蔵庫を2階に運んだとき、階段をすんなり通せたことがありました。
そのときに、メーターモジュールのゆとりを実感したんです。
普段は気づきにくい数センチの差。でも、暮らしの中では、その数センチが効くことがあります。
モデルハウスでは、ただリビングの広さだけを見るんじゃなく、トイレや階段や洗面所のゆとりも感じてみてください。
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写真映えだけで判断しないでください
モデルハウスを見るときに、少し気をつけてほしいことがあります。
それは、写真映えだけで判断しないことです。
おしゃれかどうか、きれいかどうか、インスタに載せたくなるかどうか──それも楽しみのひとつです。
でも、家は写真を撮るためだけの場所じゃありません。毎日暮らす場所です。
朝起きる場所、ご飯を食べる場所、掃除をする場所、子どもが走る場所、夫婦で話す場所、仕事から帰ってくる場所、冬の夜を過ごす場所──そこで毎日が積み重なっていきます。
写真で見ると素敵でも、自分たちの暮らしに合わないこともあります。逆に、写真では地味に見えても、実際に過ごすと落ち着く家もあります。
だから、モデルハウスでは、見た目だけじゃなく、暮らしを想像してほしいんです。
この家で朝を迎えたいか。このリビングに家族が自然と集まりそうか。この床を毎日歩きたいか。この空間で冬を過ごしたいか。この家は、自分たちの人生の時間を支えてくれそうか。
そういう問いを持って見ていただけると、モデルハウス見学は深い時間になります。
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奥寺立佳さんには、技術と建築のことを聞いてください
モデルハウスでは、ぜひ奥寺立佳さんに質問してみてください。
奥寺さんは、建築士です。現場監督としての経験もあります。サイエンスホームの構造や断熱、木の家の特徴について、専門的に考えられる人です。
たとえば、こんな質問をしてみてください。
「外張り断熱と内断熱の違いは何ですか」「諏訪の冬で気をつけることは何ですか」「この土地なら、どんな間取りが合いますか」「真壁づくりのメリットと注意点は何ですか」「メーターモジュールは、暮らしのどこに効いてきますか」「ひのきの経年変化は、どう考えればいいですか」──こうした質問は、奥寺さんが普段ブログでも伝えているテーマにつながっています。
モデルハウスは、ただ見る場所じゃありません。疑問を言葉にして、専門家に聞く場所でもあります。
分からないことがあるのは、当たり前です。
むしろ、分からないことをそのままにして家づくりを進める方が不安です。
奥寺さんには、ぜひ技術と建築のことを聞いてみてください。
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岩谷咲奈さんには、暮らしと目的のことを話してください
一方で、岩谷咲奈さんには、暮らしのことを話してみてください。
さきなさんは、家づくりの目的や、移住の不安を受け止める入口になれる人です。
たとえば、こんなことを話してみてください。
「まだ土地が決まっていません」「信州移住が本当に自分たちに合うか不安です」「家づくりの目的が整理できていません」「いつまでに住みたいか決められません」「東京・関西から通いながら相談したいです」「家族の意見がまだまとまっていません」──こうした話は、すぐに答えが出るものじゃありません。
でも、話すことで少しずつ整理されます。
さきなさんは、納得してから進める人です。自分自身も、店長になるまで時間をかけて考えて、決めた人です。だからこそ、お客様の迷いや不安も、簡単に否定しないと思います。
家づくりは、急がされて決めるものじゃありません。自分たちの人生に合うかを、少しずつ確かめながら進めるものです。
暮らしのこと、移住のこと、家族のこと、将来のこと──そういう話は、ぜひさきなさんにしてみてください。
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モデルハウス見学は、質問すると深くなります
モデルハウスは、見るだけでも楽しい場所です。
でも、質問すると、もっと深い時間になります。
何となく見るだけだと、「木がたくさんあって素敵ですね」「吹き抜けが気持ちいいですね」「広く感じますね」で終わってしまうことがあります。
それも悪くありません。でも、家づくりは、それだけじゃ決められません。
なぜ、この床が心地よく感じるのか。なぜ、この空間に安心感があるのか。逆に、どこが少し気になるのか。自分たちの暮らしに合うのか。信州の冬にどう対応するのか。家族の将来に合うのか。
質問することで、見学は深くなります。
奥寺さんには、建築のことを聞く。 さきなさんには、暮らしのことを話す。
技術のこと。 暮らしのこと。 人生のこと。
この3つがつながったとき、家づくりは少しずつ自分たちのものになっていくと思います。
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見学後に、持ち帰ってほしい問い
モデルハウスを見たあとに、ぜひご家族で話してほしい問いがあります。
この家で朝を迎えたいか。この家で冬の夜を過ごしたいか。ひのきの香りを心地よいと感じたか。床の足ざわりは、自分たちに合っていたか。吹き抜けや天井の高さは、心地よかったか。木の経年変化を楽しめそうか。家族が自然に集まりそうか。
そして、いちばん大切な問い。 この家は、自分たちの望む人生を支えてくれそうか。
これは、すぐに答えが出なくてもいい問いです。むしろ、すぐに答えが出ない方が自然かもしれません。
住宅は、一生に一度あるかないかの大きな買い物です。移住となれば、さらに人生をかけた選択になります。
だから、迷っていいんです。感じて、考えて、話し合って、また確かめればいい。
良きことも、少し違うと感じることも、どちらも大切な情報です。
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違和感も、大切にしてください
モデルハウスでは、「いいな」「好きだな」「ここで暮らしたいな」と感じることもあると思います。
それと同じくらい、「ここは少し違うかもしれない」「自分たちの暮らしには合わないかもしれない」「好きだけれど、少し気になる」という感覚も大切にしてください。
違和感は、否定じゃありません。 自分たちに合う暮らしを見つけるための、大切な感覚です。
ひのきの香りが好きかどうか。吹き抜けの開放感が心地よいかどうか。家族の気配がつながる空間を安心と感じるかどうか。木の存在感を落ち着くと感じるか、少し重いと感じるか。メーターモジュールのゆとりを、自分たちの暮らしに活かせそうか。
良きと感じることも、少し違うと感じることも、どちらも家づくりの大切な情報です。
モデルハウス見学は、正解を探しに行く時間じゃありません。自分たちの感覚を確かめに行く時間です。
だから、違和感があっても大丈夫。その違和感を、奥寺さんやさきなさんに話してみてください。
そこから、本当に自分たちに合う家づくりが始まるんだと思います。
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最後は、自分たちの体で確かめてください
サイエンスホームのモデルハウスでは、何を見ればいいのか。
私の答えは、自分たちの体がどう感じるかです。
ひのきの香り、床の足ざわり、柱や梁の木の厚み、天井の高さ、空間の広がり、トイレや階段のゆとり、冬の室内の体感、窓から入る光、家族の気配のつながり──それらを、写真じゃなく、実際に感じてみてください。
インスタやYouTubeは、入口として本当に便利です。 でも、最後はリアルです。
その家に立ったとき、自分の体がどう感じるか。家族の表情がどう変わるか。そこに暮らす未来を想像できるか。
それを確かめに、モデルハウスへ来ていただけたらと思います。
モデルハウスは、営業されに行く場所じゃありません。 自分たちの望む人生に、この家が合うかを確かめに行く場所です。
サイエンスホーム諏訪店が、信州で家づくりを考える方にとって、安心して自分たちの未来を感じられる場所になればうれしく思います。



