気密について考えてみるセミナー

皆さま、いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
サイエンスホーム諏訪店・店長の奥寺です!

先日、松本市・アルウィンで行われた日本住環境さん主催のセミナーに
参加してきました。
(日本住環境さんは主に気密についての部材を扱う会社さんです。
 https://www.njkk.co.jp/

ちなみにサイエンスホーム諏訪店の屋根の棟換気の部分にも
日本住環境さんの商品を使用させていただいております。

セミナーの内容は、【断熱、構造、気密】について、
家づくりにはどれも欠かせない分野です。

断熱や構造については、以前から家づくりの中で話題になりますが、
気密という言葉を初めて聞いたという方もいるかもしれません。
実は、ここ数年でトレンドに上がってきているんです。

自治体によっては高気密のお家に対して補助金が出るところもあるんです!

目次

気密とは?

気圧の変化の影響を受けないようにするために、密閉して気体の流れを妨げることです。
防湿シートや気密テープを使用して隙間をなくし、より密閉されている状態の家のことを
気密性が高い家と言われます。相当隙間面積(C値)というもので表されます。

C値は1.0以下が高気密住宅の目安とされていて、
0.5以下であれば非常に高い気密性能を持つ住宅とされます。

断熱材なら断熱等級、耐震なら耐震等級という表し方をしますが
気密は現場で専用の機械を使い、気密測定をすることで初めて数値(C値)を出すことができます。

ここで一つ、よく誤解されていることがあります・・・

皆さん、ZEHや高断熱だからといって、必ずしも高気密であるとは限りません。

高断熱=高気密ではなく、また別の考えなんです。

断熱とは、熱が伝わらないようにすることです。
内壁と外壁に断熱材を入れたり、遮熱性のある窓ガラスを使用したりすることで断熱性を高められます。
高断熱の家は外からの熱が直接伝わらないので、室内の温度が外気温からの影響を受けにくくなります。

断熱は室内の温度が外気温に影響されないようにさえぎるもの、
気密は空気の流れを止めて室内の温度を保つことです。

というこで、断熱と気密は考え方が全く別物
断熱性能が良い家でも必ずしも高気密であるとは限らないんです。

なぜ、気密が重要なのか?

健康・結露・省エネ・24時間換気が気密の4要素です

気密性能が高いと、冷暖房効率が向上し、光熱費の削減や快適な室内環境の維持に寄与します。
また、ヒートショック防止、24時間換気も効率が良くなるといったメリットがあります。

そして、断熱性能を上げるには気密性のとれている隙間のない環境が必要不可欠。
より断熱材の効果を発揮するためには気密は欠かせないのです。

その為に断熱性能だけでなく、同時に気密性も高くする必要があります。

まとめ

ここまで気密に対してのお話をさせていただきました。
現場での施工がきちんとされているのかも重要なポイント

特に諏訪地域はじめ、夏は暑く・冬は寒い寒暖差のある地域なら尚更
断熱性能というのは気になるかもしれません。
と同時に気密についても少し気にかけてみてくださいね。

もちろん、必ずしも高断熱・高気密であればいいということでもないです。
性能を求めれば求めるほど、その分、初期の建築コストが上がってしまう可能性もあります。

必ずしも性能が一番高くなくても、必要最低限で良いという方も、
やはり性能の部分ですので、少しでも高い方がいいという方もいらっしゃるかもしれません。

お家づくりの優先順位は人それぞれです。
性能、コスト、間取りetc、どこを優先するのかを考えるきっかけになればと思います。

何より数値だけでなく実際に体感することも大切になります!
数値だけでは分からないことが現地にはたくさんあります。
実際にご自身で体感するのが何よりも大事!

サイエンスホーム諏訪店 奥寺

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この記事を書いた人

サイエンスホーム諏訪店 店長

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