皆さま、いつもありがとうございます。
サイエンスホーム諏訪店・店長の奥寺です!
下諏訪で建築中のモデルハウスも基礎工事が完了しました。
建物を支える重要な役割を持つ基礎
基礎工事が出来上がるまでどんな工程があるのか!?
床掘(とこぼり)⇨砕石⇨型枠⇨鉄筋⇨土間コンクリート打設⇨
立ち上がりコンクリート打設⇨養生期間⇨型枠解体⇨埋め戻し
と基礎工事は、以上のような流れとなります。
それでは基礎が出来上がるまでを見ていきましょう!
床掘り
床堀とは地面を掘る事を言います。
重機で地面が掘られた時にいよいよ着工の瞬間を迎えます。
掘り終わった後の様子がこちらです。
そして、床堀は今後のコンクリートの高さなどが絡んでくるため、
深さがきちんと掘られているのかが重要になります。
スタッフを当ててきちんと深さまで掘れているのか確認します。
砕石
ここで重要になるのがただ敷くのではなく、転圧と言われるのが重要なポイント
転圧とは、地面の上から力を加えて圧縮し密度を高め、平坦に均して締め固める整地作業のことです。
その後、砕石の上に防湿シートが敷かれます。
防湿シートとは、建物を湿気から守ることを目的としたシートのことです。
床下の湿度を制御して、木製部分の腐朽やシロアリ被害を防ぐといった役割があります。
型枠
コンクリートを流し込むための型枠です。
(ゼリーとかを作る際に形取りを行うのと同じようなイメージです。)
これをきちんと行なっていないとコンクリートを流し込む際に漏れなどの危険があったり、
コンクリートの精度や建物の完成度をも左右します。
鉄筋
コンクリートは、圧縮に強く引っ張りに弱い材質です。
一方の鉄筋は、引っ張りに強く圧縮に弱くなっており、
お互いの弱点を補っているのです。
また、鉄筋は熱やサビには弱いという特徴を持っていますが、
この熱やサビに弱いという弱点を、熱やサビに強いコンクリートで覆うことによって、
その弱点を補っているのです。
鉄筋工事完了に第三者機関:日本住宅保証検査機構(通称・JIO)による配筋検査が行われます。
図面通り正しく鉄筋が施行されているか
防湿ビニールが破れたりしていたりなどせず施工されているかの検査
最終的に建物の10年保証(保険)につながります。
土間コンクリート打設
配筋検査に適合すると、いよいよコンクリートの打設です。
コンクリートを打ち込み後は、金ゴテと呼ばれるもので仕上げていきます。
なお、こちらの金ゴテは、打ち込み後に少し時間をおいて行うことで、
クラックなどそういったものを抑えることができ、より一層綺麗に仕上げることができます。
そういった細かいことではありますが、基礎屋さんは手間を惜しまず行なっています。
立ち上がりコンクリート打設
養生期間
土間コンクリートの次は立ち上がり部分のコンクリート打設を行います。
立ち上がりコンクリートを打設した後は、基礎の強度を出すために
型枠に入れたまま固める養生期間(ようじょうきかん)となります。
型枠解体
埋め戻し
養生期間を経て、型枠を外し、周りの土の埋め戻しを行うと
いよいよ基礎工事が完成となります✨
このような形で基礎が出来上がっていきます。
基礎工事は季節により日数も若干変化しますが、
大体3週間から1ヶ月ほどの工期となります。
綺麗な基礎を仕上げるためにたくさんの職人さんの技が詰まっていますね。