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サイエンスホーム諏訪店・店長の奥寺です!
サイエンスホーム諏訪店では、柱と土台はひのきの無垢材(むく)を使っています。
無垢材の他には集成材と呼ばれる材料があり、
大きく分けるとお家の柱には、集成材と無垢材の二つがあります。
サイエンスホームのように無垢材を使っている会社もあれば、
集成材を使っている会社もあります。
今は、集成材の柱を使っている会社の方が多いのではないでしょうか。
ところで無垢材と集成材の違いって何か?って思いますよね。
無垢材とは?
本物の木そのものを切り出して製材した材料になります。
集成材とは?
一定の大きさに切った板を接着剤で貼り合わせたものになります。
大きく説明するとこのような形となります。
では、お互いにどういうメリットがあるのか説明させていただきます。
集成材のメリット
集成材は複数の木を組み合わせて作るため、あらかじめ強度や品質を設計することができます。
また、集成材の強度はJAS(日本農林規格)で定められていて、耐震面においてもバラつきが
少ない強度や品質の安定性が確保できます。そのため、木自体の反りや狂いが起こりにくく、
コストを抑えられるというのも大きな特徴です。
デメリットとしては、長期的な耐久性は無垢材に劣ります。
無垢材のメリット
肌触りが良く、自然の風合いを活かしてあるのが特徴です。湿気が多い時は水分を吸収し、
乾燥している時には水分を放出するといった調湿作用も期待できます。
接着剤などの化学物質を含まないことから、身体に優しい素材
その反面、無垢材の場合は、木を反りや狂いが起こりやすい、
強度にばらつきがあるというデメリットもあります。
えっ、そうすると集成材の方がいいのではと思う方もいらっしゃるかもしれません
無垢材には集成材に持っていない耐久性があります。
シロアリ対策に最適なのがひのきの無垢材です。
ひのきには耐久性があります。
集成材でも防蟻剤を塗布や注入したものがありますが、永年的ではありません。
また、含水率と呼ばれ、木材にどれだけ水分を含んでいるかというのがありますが、
こちらについては、無垢材も集成材と同様に15%〜20%になっているか
工場できちんと測定した上で出荷されています。ご安心ください。
諏訪店ではRクラスを取り扱っているため、ひのきの無垢柱が標準仕様になっています。
では、なぜひのきかというと杉とひのきを比べたら、ひのきの方が強度が高い為です。
なお、梁には一部構造計算をして、大きな梁など強度を出す必要がある箇所には、
集成材を使用しておりますが、柱や土台には集成材を使っておりません。
何十年も住み続けるからこそ、考えられています。