外張り断熱の家という選択

外張り断熱の家という選択

目次

「一番いい家」ではなく、自分たちに合う家を選ぶために

こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。

今回のテーマは、外張り断熱の家です。

サイエンスホームの特徴のひとつに、外張り断熱があります。サイエンスホームの家を調べている方なら、「外張り断熱」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。

ただ、今回の記事では、いきなり技術的な話から入るつもりはありません。

私は建築士じゃありませんから、断熱工法の細かな比較や専門的な説明は、奥寺さんや池原社長の発信、そして現場の専門家に任せるのが一番だと思っています。

そのうえで、エルハウスのCEOとして、家づくりを考えている方にお伝えしたいことがあります。

それは、住宅に「これが絶対に一番いい」というものは、ほとんどないということです。

「これが一番いい」という言葉に、私は慎重です

家づくりを考え始めると、たくさんの情報が入ってきます。

この工法がいい。この断熱がいい。この性能でなければいけない。この数値を下回る家はダメだ。この仕様こそが正解だ──インターネットを見ても、YouTubeを見ても、SNSを見ても、「これが一番」という言葉に出会うことがあります。

それぞれの発信には理由があります。その人が本当に良いと思っているものを伝えていることもあるでしょう。

でも私は、住宅において、「これしかありません」「これ以外はダメです」という言葉には、慎重でありたいんです。

長い歴史の中で残っているものには、必ず残っている意味があります。

内断熱には、残ってきた理由があります。外張り断熱にも、選ばれる理由があります。

どちらかが絶対に正しくて、どちらかが間違っている──私は、そういう話じゃないと思っています。

大切なのは、それぞれの特徴を知ったうえで、自分たちの暮らしに合う方を選ぶことです。

外張り断熱と内断熱は、勝ち負けじゃありません

エルハウスは、これまで内断熱の家づくりを大切にしてきました。そして、サイエンスホームは外張り断熱を特徴としています。

このとき、単純に、「内断熱と外張り断熱、どちらが上ですか?」と考えたくなる方もいるかもしれません。

でも、私はその見方をしたくありません。

内断熱には内断熱の特徴があり、外張り断熱には外張り断熱の特徴があります。

工法は、暮らしを支えるための手段です。目的じゃないんです。

家づくりで大切なのは、工法の勝ち負けを決めることじゃなくて、自分たちの人生に合う家を選ぶことです。

家族構成、予算、土地、暮らし方、将来の計画、趣味、子どもの教育、健康、自己投資、人生後半の過ごし方──これらを含めて考える必要があります。

良い家を建てることは大切です。ただ、家にすべてのお金を使ってしまって、その後の人生の楽しみや学び、子どもの教育、自分を整える時間に使えるお金がなくなってしまったとしたら、それは本当に望む人生でしょうか。

家は、人生の目的じゃありません。望む人生を支える舞台です。

だからこそ、断熱の話も、性能の話も、人生全体の中で考えていきたいんです。

エルハウスには、内断熱で信州の家を建ててきた実績があります

ここは、はっきり書いておきたいことです。

サイエンスホーム諏訪店は、全国にあるサイエンスホームの一店舗です。

ただ、それだけじゃありません。

長野県茅野市で、長年、信州の家づくりに向き合ってきた、株式会社エルハウスが運営するサイエンスホーム諏訪店です。

これは、本当に大きな意味があります。

エルハウスは、諏訪、茅野、富士見町、原村、伊那など、信州の寒さを知る地域で、長く家づくりをしてきました。特に、茅野、富士見町、原村のような標高の高い地域では、冬の寒さは本物です。

その地域で、エルハウスは内断熱の家づくりを積み重ねてきました。

しかも、ただ「断熱材を入れています」という話じゃありません。

池原社長のブログでは、エルハウスのグラスウール断熱施工について、断熱専門の施工会社に依頼していること、室内側にバリアシートを施工して、気密テーピングもしっかり行っていることが紹介されています。断熱施工を専門業者が行うことは全国的にも珍しい、という説明もありました。

私は、こういう積み重ねを本当に大切にしています。

サイエンスホームを導入したからといって、エルハウスのこれまでの家づくりを否定するわけじゃありません。

むしろ、逆です。

エルハウスには、エルハウスの歴史と施工力があります。職人さんたちの技術があり、信州で建ててきた経験があり、池原社長をはじめ、現場で積み重ねてきた知恵があります。

その土台があるからこそ、サイエンスホーム諏訪店を運営する意味があるんです。

ただのフランチャイズじゃなく、エルハウスが運営するサイエンスホーム諏訪店です

サイエンスホームは、全国に展開している住宅ブランドです。全国のさまざまな地域に、サイエンスホームの家があります。それぞれの地域で、木の家、真壁づくり、外張り断熱の魅力を伝えています。

ただ、サイエンスホーム諏訪店を、ただ単に「全国フランチャイズの一店舗」として見てほしくはありません。

サイエンスホーム本部の知見や商品力は大切です。全国で積み重ねてきたノウハウもあります。

でも、実際に信州で家を建てるときには、地域の気候を知っていること、現場を知っていること、職人さんの施工力、土地の特徴を知っていること、建てた後も地域でつながっていけること──こういう積み重ねが効いてきます。

そこに、エルハウスの役割があります。

サイエンスホーム諏訪店は、サイエンスホームの外張り断熱という個性と、エルハウスが長年積み重ねてきた信州の家づくりの経験が重なる場所です。

私は、ここを大切にしていきたいと思っています。

サイエンスホームの外張り断熱という個性

では、サイエンスホームの外張り断熱とは、どのような個性なのでしょうか。

専門的な説明は、奥寺さんのブログに任せたいと思います。

奥寺さんは、サイエンスホーム諏訪店の記事で、外張り断熱に加え、諏訪店では内側にも断熱材を入れる充填断熱を行っていると書いています。つまり、サイエンスホーム諏訪店では、外張り断熱だけじゃなく、諏訪の冬を考えた断熱の工夫をしている、ということが紹介されています。

これは、本当に大事なことです。

サイエンスホームの外張り断熱という基本の特徴があって、そこに、諏訪店として、信州の冬を考えた取り組みがある。

つまり、「本部の商品をそのまま置いているだけ」じゃないんです。

地域に合わせて考える。信州の冬を考える。お客様の暮らしを考える。

その姿勢が、いちばん大切です。

外張り断熱は、家を外側から包むような考え方だと、私は受け取っています。家全体を包む。外気の影響を受けにくくする。信州の冬の中でも、家の中の安心感につなげていく。

私は建築士じゃありませんから、詳細な説明は奥寺さんに聞いていただくのが一番です。

ただ、私の言葉で言えば、外張り断熱は、サイエンスホームらしい冬の安心をつくるための個性だと思っています。

高性能であればあるほど良い、とは限りません

断熱の話になると、性能をどこまで上げるかという話になります。

断熱性能、気密性能、数値、仕様、素材、工法──どれも大切です。

寒い地域で家を建てるなら、断熱を軽く見ることはできません。冬の暮らしは、毎日のことですから。

ただ、性能は上げようと思えば、どこまでも上げられます。 そして、高性能にすればするほど、費用も上がっていきます。

池原社長は、超高断熱・超高気密の住宅について、性能を追求すると高額になりやすいことや、家づくりで本当に得たいものは何かという視点から発信しています。

私は、この考え方にとても共感しています。

家は大切。暖かい家も、快適な家も大切です。

でも、家だけが人生じゃないんです。

子どもの教育費、家族旅行、趣味、健康のための時間、夫婦で楽しむ時間、自分を成長させるための学び、整うための温泉やサウナ、親孝行、仲間との時間──こういうものも、人生には大切です。

家を良くすることは大切。でも、家にすべてを使い切ってしまって、人生の余白がなくなってしまうなら、それは少し違うかもしれません。

だから私は、断熱も性能も、望む人生全体の中で選ぶものだと思っています。

外張り断熱は、エルハウスの内断熱を否定するものじゃありません

ここは、この記事で一番大事なところかもしれません。

サイエンスホームの外張り断熱を紹介することは、エルハウスの内断熱を否定することじゃありません

エルハウスは、内断熱で信州の家づくりをしてきました。寒い地域でも、快適に暮らせる家をつくってきた。施工にもこだわってきたし、職人さんたちの技術もある。

その歴史と実績を、私は本当に大切にしています。

そのうえで、サイエンスホームには外張り断熱という別の個性があります。

内断熱の家。 外張り断熱の家。

どちらが上か、じゃありません。

どちらが、自分たちの暮らしに合うのか。 どちらの考え方に納得できるのか。 どちらの家で、どんな毎日を送りたいのか。

そこを考えることが大切です。

エルハウスには、エルハウスの家づくりがあります。 サイエンスホームには、サイエンスホームの家づくりがあります。

お客様の望む人生に合わせて、選択肢を増やす。 そのために、サイエンスホーム諏訪店があります。

技術のことは、奥寺さんに聞いてください

外張り断熱について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ奥寺さんに聞いてください。

奥寺さんは、建築士です。現場監督としての経験もあります。木の家、真壁づくり、外張り断熱、サイエンスホームの構造について、専門的に考えられる人です。

私は、この網倉ブログでは、技術の細部を語りすぎないようにしています。

なぜなら、私の役割は、専門家の代わりになることじゃないからです。

私の役割は、「どのような考え方で家を選べばよいのか」をお伝えすることです。

技術は奥寺さんへ。 暮らしの入口はさきなさんへ。 そして、家づくり全体の判断基準を、私が網倉ブログでお伝えする。

そんな役割分担が良いと思っています。

外張り断熱が気になる方は、「外張り断熱とは何ですか」「内断熱と何が違うのですか」「諏訪の冬には、どのような意味がありますか」「サイエンスホーム諏訪店では、どんな断熱の考え方をしていますか」と、ぜひ奥寺さんに聞いてみてください。

きっと、専門家として、誠実に説明してくれると思います。

まずは、比べる前に体感してほしい

断熱の話は、頭で考えると難しくなります。

内断熱、外張り断熱、充填断熱、気密、断熱材、数値、施工方法──こういう言葉が並ぶと、それだけで疲れてしまう方もいると思います。

でも、家は最後には体で感じるものです。

冬の朝、足元がどう感じるか。リビングに入ったとき、空気がどう感じるか。家の中で温度差をどう感じるか。子どもが床で遊んでいて、安心できるか。50代60代になってから、体への負担が少ないか。

そうした体感が、本当に大切なんです。

私が2022年2月にサイエンスホームのモデルハウスを見たとき、印象に残ったことがあります。

2月なのに、裸足で床を歩けたことです。

これは、私にとって大きな驚きでした。

それだけで家の性能をすべて語れるわけじゃありません。でも、家づくりでは、こうした体感が本当に大事なんです。

だからこそ、断熱の議論だけで決めるんじゃなく、モデルハウスで体感してほしいと思っています。

自分たちに合う家を選ぶために

外張り断熱の家という選択。

それは、単に断熱工法を選ぶという話じゃありません。

信州でどんな冬を過ごしたいのか。家の中で、どんな暖かさを求めるのか。予算をどこに使うのか。家以外の人生の楽しみも、どう大切にするのか。誰に相談して、どのように納得して決めるのか。

そこまで含めて考えることだと思います。

私は、住宅において、「これが一番です」という言葉を簡単には使いたくありません。

外張り断熱には、外張り断熱の良さがあります。 内断熱には、内断熱の良さがあります。 エルハウスには、エルハウスの実績があります。 サイエンスホームには、サイエンスホームの個性があります。

大切なのは、どれが上かを決めることじゃありません。

自分たちに合う家を選ぶことです。

サイエンスホーム諏訪店は、全国のサイエンスホームの一店舗でありながら、長年信州で家づくりをしてきた株式会社エルハウスが運営する場所です。

だからこそ、外張り断熱という個性も、エルハウスの施工力と地域経験の上に乗せて、お客様に届けていきたいと思っています。

家は、人生の舞台です。 そして、断熱は、その舞台で毎日を心地よく過ごすための大切な要素です。

外張り断熱の家が合う方もいれば、内断熱の家が合う方もいる。

どちらが正しいかじゃなく、どちらが自分たちの望む人生に合っているか

その視点で、家づくりを考えていただけたらうれしく思います。

外張り断熱の詳しい仕組みは、ぜひ奥寺さんに聞いてみてください。 そして、家づくり全体の不安や、信州移住の暮らし方については、さきなさんにも話してみてください。

技術のこと。 暮らしのこと。 人生のこと。

その3つを一緒に考えられることが、サイエンスホーム諏訪店の良さだと思っています。

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