ひのきの家という選択
香り、肌ざわり、経年変化を楽しむサイエンスホームの暮らし
こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。
今回のテーマは、ひのきの家です。
サイエンスホームの大きな魅力のひとつに、ひのきがあります。
ひのきの香り、ひのきの柱、ひのきの床、梁や柱が見える真壁づくり、木に囲まれるような空間──これらは、サイエンスホームの家を語るうえで、本当に大切な要素です。
ただ、最初にお伝えしておきたいことがあります。
ひのきの家は、誰にでも合う家ではありません。
ひのきの香りに癒される人もいれば、木の存在感が強すぎると感じる人もいる。経年変化を楽しめる人もいれば、昔の家を思い出して少し苦手に感じる人もいます。
だからこそ、私は、ひのきの家は写真や文章だけで決めるんじゃなく、実際に体感してほしいと思っています。
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ひのきと聞くと、私はひのき風呂を思い出します
ひのきと聞くと、私はまず、ひのき風呂を思い出します。
長野県には、温泉がたくさんあります。最近はサウナも流行っています。
ただ、私はもともと性格的にせっかちなところがあります。温泉に行っても、長くゆっくり浸かるということは、あまりしてきませんでした。
せっかく温泉に行っても、すぐに出てしまう。ゆっくり味わうより、次の行動に移ってしまう。そんなタイプでした。
でも、50歳を過ぎてからでしょうか。 自分の中に、少しずつ「整う」という感覚が湧いてきました。
ぬるいお湯にゆっくり浸かる。体の力が抜けていく。呼吸がゆっくりになる。慌ただしかった頭の中が、少し静かになる──そういう時間の良さが、ようやく分かるようになってきたんです。
そして、温泉といえばやっぱりひのき風呂はいいですね。
湯気の中に、ほのかに木の香りがある。手で触れると、石やタイルとは違うやわらかさがある。新しいのに懐かしい。清潔なのに、どこか落ち着く。
ひのきには、人を少し静かにさせる力があるのかもしれません。
私はサイエンスホームのひのきの家を見たときにも、少しそれに近い感覚を持ちました。
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もし今、ひのきの家を建てるなら
私の自宅は、25年ほど前に建てた積水ハウスの家です。良い家です。私自身、その家で長く暮らしてきました。
ただ、もし今、私が新しくひのきの家を建てるとしたら、どうするだろうか。 そう考えたとき、私はこう思ったんです。
ひのきを知り尽くした会社に頼むだろうな。 ひのきの良さを、本気で語っている会社に頼むだろうな。
これは、エルハウスにサイエンスホーム事業部を取り入れたひとつの理由でもあります。
エルハウスには、エルハウスの家づくりがあります。自社で考え、開発し、育ててきた商品があります。一方で、サイエンスホームには、エルハウスにはない個性がありました。
ひのき、真壁づくり、外張り断熱、メーターモジュール。 そのなかでも、ひのきの存在感は大きい。
単に「木を使っています」という家じゃなく、家の中に木が見える、木の香りがする、柱や梁や床から木の厚みを感じる──この個性は、サイエンスホームならではのものだと思いました。
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2022年2月、築5年でもひのきの香りがしました
私が初めてサイエンスホームの住宅を見たのは、2022年2月でした。
本部のモデルハウスです。その建物は、たしか築5年ほど経っていたと思います。
新築じゃない。完成したばかりの、いちばん木の香りが強い時期でもありません。
それでも、玄関に入った瞬間、ほのかにひのきの香りがしました。
これは、今でもよく覚えています。
「築5年経っても、まだ木の香りがするのか」
そう感じました。
ひのきの香りは、強すぎる必要はないんだと思います。むしろ、ほのかに香るくらいがいいのかもしれません。
玄関を開けたとき、家に帰ってきたとき、朝、階段を降りるとき、リビングで深呼吸するとき──そのたびに、少しだけ木の香りがする。これは、毎日の暮らしの中では、思っている以上に大きな価値になるんじゃないでしょうか。
家は、特別な日だけ過ごす場所じゃありません。毎日、帰ってくる場所です。
だからこそ、香りや肌ざわり、床の感覚のような小さな体感が、暮らしの質に影響するんだと思います。
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大壁とフローリングの家に住んでいるからこそ感じたこと
私の自宅は、大壁の家です。壁はクロスで仕上げられて、柱は基本的に見えません。床はフローリングです。
それが悪いという話じゃありません。
大壁には大壁の良さがあります。すっきり見えるし、現代的に見えるし、インテリアも合わせやすい。空間が整って見えます。
でも、サイエンスホームの真壁づくりを見たとき、私は明らかに違う感覚を持ちました。
柱が見える。梁が見える。床にも木を感じる。空間全体から、木の厚みを感じる。
言葉にするなら、重量感です。
木の厚みがある。木の存在がある。空間の中に、見せかけじゃない木がいる。これは、クロスで囲まれた大壁の家とは、かなり印象が違いました。
長野県に暮らしていれば、外に出れば自然は見えます。山も、田園も、広い空も、季節の移ろいも。
でも、外に自然があることと、家の中に自然を感じられることは、別の話なんです。
家の中にいても、木が見える。木の香りがする。木に触れられる。視覚的にも、体感的にも、自然素材に包まれている。
そこに、サイエンスホームのひのきの家の魅力があると思っています。
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さきなさんが書いていた、真壁づくりとひのきのこと
さきなさんのブログを読んでいると、サイエンスホームの家について、やわらかく分かりやすく説明している記事があります。
そこでは、サイエンスホームの家を、伝統とモダンを兼ね備えた住まいとして紹介していました。真壁づくりについて、柱や梁が見えている家であることを書いていて、国産ひのきを使い、ひのきの効果を感じられる家であることも紹介していました。
ここに、さきなさんらしさがあるんです。
難しい専門用語で押し切るんじゃなく、「こういう家なんですよ」「こういう雰囲気なんですよ」と、初めてサイエンスホームに触れる人にも分かるように伝えている。
別の記事では、柱、梁、床、建具まで、家全体がひのきに包まれる空間として紹介していました。塗装色によって、明るいナチュラルな雰囲気にも、古民家風の落ち着いた雰囲気にもできるという視点もありました。
ひのきの家といっても、すべてが同じ印象になるわけじゃないんです。明るく、やわらかく見せることもできる。落ち着いた、古民家風の雰囲気にすることもできる。暮らす人の好みによって、空気感を変えられる。
そこも、サイエンスホームの面白さです。
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奥寺さんには、ひのきを「素材」ではなく「暮らし」として語ってほしい
奥寺さんは、建築士として木の特徴を説明できる人です。
ひのきとはどういう木なのか。真壁づくりとはどういう工法なのか。柱や梁が見えることに、どんな意味があるのか。外張り断熱やメーターモジュールと組み合わせることで、どんな住まいになるのか──こういうことを、専門的な視点から伝えられる人です。
ただ、私が奥寺さんに期待しているのは、ひのきを単なる素材として語ることだけじゃありません。
信州の気候の中で、ひのきの家がどんな暮らしをつくるのか。家族の時間に、木の香りや肌ざわりがどう関わるのか。経年変化を楽しむとは、暮らしをどう受け止めることなのか──そこまで、お客様と一緒に考えてほしいんです。
サイエンスホームのひのきの家は、木材の説明だけで終わる家じゃありません。
その家で、どんな朝を迎えるのか。どんな夜を過ごすのか。子どもがどんな記憶を残すのか。50代60代からの人生後半を、どんな空間で整えていくのか。
そうした暮らしの場面まで含めて、ひのきの家を考えてほしい。
奥寺さんには、その専門性と誠実さがあります。木の家を深く見られる人でもあります。
だからこそ私は、奥寺さんに、ひのきを「素材」ではなく「暮らし」として語ってほしいと思っています。
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ひのきの家は、新しいもの好きのためだけの家じゃありません
ひのきの家は、単に新しいものが好きな人のための家じゃないと思います。
むしろ、長く使いながら、経年変化を楽しめる人に向いている家です。
たとえば、財布にもありますよね。
買ったばかりのときがいちばんきれいな財布。傷がつくと気になる財布。新品の状態を保ちたい財布──そういうものもあります。
一方で、使い込むほどに飴色に変わっていく財布もあります。少し傷がついても、それが自分だけの味になる。使うほどに手になじみ、色が深まり、愛着が増していく。
ひのきの家は、どちらかというと、後者に近いと思います。
木は変化します。色も少しずつ変わります。暮らしの中で傷がつくこともある。子どもが走れば、床に跡が残ることもあるでしょうし、家具を動かせば少し傷がつくかもしれません。
それを欠点と見るのか。それとも、家族の時間が刻まれた跡と見るのか。
ここで、ひのきの家との相性が分かれます。
多少の傷も気にせず、「これも我が家らしさだね」と思える人。経年変化を、劣化じゃなく味わいとして楽しめる人。
そういう方には、ひのきの家はとても合うと思います。
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冬の床の感覚も、大きな違いでした
もう一つ、私がサイエンスホームのひのきの家で感じたことがあります。
床の感覚です。
私の自宅はフローリングです。冬になると、靴下だけじゃなく、スリッパを履かないと冷たくて歩けないことがあります。特に信州の冬は、足元の冷えが体にこたえるんです。
朝起きたとき、夜帰ってきたとき、洗面所に行くとき、リビングを歩くとき──床が冷たいと、それだけで体が縮こまります。
一方で、サイエンスホームのモデルハウスで感じた無垢のひのき材の床は、明らかに違いました。床暖房をつけていなくても、フローリングのような冷たさとは違う感覚がありました。
これは、私の体感です。専門的な温度測定をした話ではありません。
ただ、家づくりでは、この体感が本当に大切だと思っています。
数字も大切。性能も大切。でも、最後はそこで暮らす人の体がどう感じるか、です。
足の裏で感じる床の感覚。手で触れたときの木の温度。深呼吸したときの空気。そうしたものが、毎日の暮らしをつくっていきます。
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ひのきの家が合わない人も、必ずいます
ここまで、ひのきの家の魅力を書いてきました。
でも、私はひのきの家がすべての人に合うとは思っていません。
実は、私の妻は、サイエンスホームの真壁づくりを見たときに、昔のおばあちゃんの家を思い出したようでした。そして、そこまで好きという感じじゃなかったんです。
これは、とても大切なことだと思っています。
私が良いと思ったからといって、全員が良いと思うわけじゃない。木が見える家を懐かしく感じる人もいれば、古く感じる人もいます。真壁づくりを落ち着くと感じる人もいれば、昔っぽいと感じる人もいる。ひのきの香りを心地よいと感じる人もいれば、少し気になる人もいます。
それでいいんです。
好みは人それぞれです。暮らし方も、家に求めるものも、人それぞれ。
だからこそ、サイエンスホームは、誰にでもすすめる家じゃありません。
ひのきの家に合う人には、深く届く。 でも、合わない人には、無理にすすめない。
この姿勢が、いちばん大切だと思っています。
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家の中に自然を取り込むという考え方
長野県に住むなら、外に出れば自然があります。
山、川、空、田園、四季──それだけで十分じゃないか、と考える方もいるかもしれません。
外に自然があることは、素晴らしいことです。
ただ、家の中に自然を感じられることには、また別の価値があります。
朝、木の床を歩く。柱に手を触れる。梁を見上げる。リビングに座って、木の香りを感じる。子どもが裸足で走る。家族が木の空間に集まる。
外の自然を眺めるだけじゃなく、家の中で木と暮らす。
これは、信州で暮らす人にとって、本当に豊かな選択肢のひとつだと思います。
さきなさんも、サイエンスホームの家について、自然と共に暮らすことを大切にする家として紹介していました。私はこの言葉に、とても共感します。
信州の自然は、窓の外にあるだけじゃありません。家の中にも取り込むことができる。
そのひとつの形が、サイエンスホームのひのきの家なんだと思います。
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ひのきの家は、人生後半にも合うかもしれません
50代60代から信州へ移住して家を建てる方にとって、家はただの建物じゃありません。
人生後半をどのように過ごすか。夫婦でどんな時間を持つか。朝をどんな空間で迎えるか。夜をどんな気持ちで過ごすか。家族や友人を、どんな場所に迎えるか──そういうことが、本当に大切になってきます。
若い頃は、便利さや新しさを求めることもあります。それも大切です。
でも、年齢を重ねると、少しずつ求めるものが変わってきます。
落ち着き。香り。肌ざわり。静けさ。ゆっくり整う時間。長く使うほどに味わいが出るもの。
ひのきの家には、そうした価値があります。
温泉で、ぬるいお湯にゆっくり浸かるように。ひのき風呂で、ほのかな香りを感じるように。家そのものが、少し心を整えてくれる場所になる。
私は、サイエンスホームのひのきの家に、その可能性を感じています。
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子育て世代にも、ひのきの記憶は残ると思います
ひのきの家は、もちろん50代60代だけのものじゃありません。子育て世代にも、合う方はいます。
子どもは、大人が思っている以上に、家の感覚を覚えています。
床の感触、柱の手触り、家の匂い、階段の音、リビングの光、冬の朝の暖かさ、夏の風──こういうものは、言葉にはならなくても、記憶として残るんです。
子どもが裸足で走る。柱に手を触れる。木の香りのする家でご飯を食べる。家族の声が吹き抜けを通って届く。
そういう暮らしは、子どもにとっても、きっと何かを残します。
ただし、子どもがいれば傷もつきます。床にも跡が残るかもしれない。柱に小さな傷がつくこともある。
それを嫌だと思うのか。それとも、家族の成長の記録だと思うのか。
ここも、ひのきの家との相性です。
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まずは、香りと肌ざわりを体感してほしい
ひのきの家は、文章だけじゃ伝えきれません。 写真でも、半分も伝わらないと思います。
なぜなら、ひのきの家には、香りがあるからです。肌ざわりがあるからです。床の感覚があるからです。木の厚みや重量感があるからです。
柱や梁が見える空間に立ったとき、どう感じるか。木の香りを心地よいと感じるか。無垢の床を歩いたときに、どんな感覚があるか。真壁づくりを、懐かしいと感じるか、落ち着くと感じるか、それとも少し違うと感じるか。
これは、人によって違います。
だからこそ、モデルハウスで体感してほしいんです。
サイエンスホームのひのきの家は、合う人には深く届く家です。
新しいものが好きというより、長く使いながら味わいを楽しみたい人。経年変化を楽しめる人。多少の傷も、自分たちらしい色として受け止められる人。家の中にも自然を感じたい人。香りや肌ざわりを大切にしたい人。
そういう方には、一度見ていただく価値があります。
一方で、木の存在感が強い家が苦手な方もいます。昔の家を思い出して、少し違うと感じる方もいる。すっきりしたクロスの空間や、無機質な雰囲気が好きな方もいます。
それも、いいんです。
大切なのは、自分たちに合うかどうかを知ること。
ひのきの家という選択。それは、単なる素材選びじゃありません。
どんな香りの中で暮らしたいのか。どんな肌ざわりの家で過ごしたいのか。どんな経年変化を楽しみたいのか。どんな人生の時間を、家の中で積み重ねたいのか。
そこまで含めて、ひのきの家を考えていただけたらうれしく思います。



