サイエンスホームは、誰にでも合う家ではありません
だからこそ、ひのきの家が好きな人には深く届く
こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。
今回は、サイエンスホームの家に興味を持ってくださっている方に、少し正直な話をしたいと思います。
サイエンスホームは、誰にでも合う家ではありません。
住宅会社のブログでこういうことを書くのは、ちょっと変かもしれません。普通なら「この家は素晴らしいです」「ぜひ見に来てください」と書くほうが自然なんだと思います。
もちろん、私はサイエンスホームの家に大きな魅力を感じています。だからこそ、エルハウスに導入しました。だからこそ、奥寺さんとさきなさんに託しています。
でも、だからといって、すべての方に合う家だとは思っていません。家にも、人にも、相性があります。そして家づくりで一番大切なのは、良い家を選ぶことではなく、自分たちに合う家を選ぶことです。
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奥寺さんの記事を読んで、うれしくなりました
サイエンスホーム諏訪店のエグゼクティブディレクターである奥寺さんが、以前、サイエンスホームに「向いている人・向いていない人」についての記事を書いていました。
私は、その記事を読んでうれしくなりました。 奥寺さんらしい、と思ったからです。
奥寺さんは、とにかく正直な青年です。曲がったことが嫌いです。
良いことだけを並べて、無理にお客様を引き寄せるようなことは絶対にしない。合う人には合う、合わない人には合わない。それを、ちゃんと書ける人です。
住宅の仕事をしていると、どうしても「自分たちの商品を選んでほしい」という気持ちが先に立ちます。それ自体は悪いことではありません。良いと思って届けている家ですから、選んでほしいに決まっています。
ただ、本当にお客様のことを考えるなら、良いところだけではなく、合わない可能性も伝えないといけない。
サイエンスホームの木の家は、とても魅力があります。ひのきの香り、真壁づくりの温かみ、梁や柱が見える木に包まれた空間──こういう個性は、確かに強い。でも、その個性は、すべての人にとって心地よいとは限らないんです。
そこを正直に伝えられるかどうか。 奥寺さんの記事には、その姿勢がありました。売るためじゃなく、お客様に後悔してほしくないからこそ書ける文章だ、と感じました。
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仕事の目的は、契約ではなく、お客様の人生です
奥寺さんの今の仕事の目的は、契約を取ることだけではありません。
もちろん、会社ですから売上も利益も大切です。事業として続けていくためには、成果も必要です。
でも、それだけを目的にしてしまうと、家づくりは少し違う方向に進んでしまいます。
私たちが本当に大切にしているのは、お客様が望む人生を生きることをサポートすることです。
家は、人生の舞台です。誰と過ごし、どんな朝を迎え、どんな会話を交わし、どんな記憶を積み重ねていくのか──家づくりは、そういう日々の選択全部に繋がっています。
だから、家を売る側が「この家は良いですよ」と一方的に押し付けてはいけない。お客様にとって本当に合うのか、その暮らしがお客様の望む人生に近づいているのか、そこを一緒に考える必要があります。
奥寺さんは、それが分かっている人です。だからこそ、向いている人だけじゃなく、向いていないかもしれない人についても書ける。私はそこに信頼を感じています。
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私たち昭和世代の男とは、少し違います
少し個人的な話をします。
私たち昭和世代の男には、どこかで「弱みを見せない」「押していく」「自分の正しさを通す」という感覚がありました。
それがすべて悪いわけではありません。その時代には、その時代の働き方があった。私自身、ハウスメーカー時代には飛び込み訪問から社会人生活を始めました。朝早くから夜遅くまで走り回って、必死に契約を取りに行った時期もあります。
その経験は、今の私にとって大切な財産です。
でも、これからの時代の家づくりは、昔のような「押す営業」では成り立たないと思っています。
お客様は、説得されたいんじゃないんです。一緒に考えてほしい。不安も、迷いも、受け止めてほしい。合うことも、合わないことも、正直に伝えてほしい。
奥寺さんは、そういう時代に合った住宅人です。
無理に押さない。良いことだけを言わない。合わない可能性もちゃんと伝える。それでいて、木の家が好きな人には、まっすぐに魅力を届けようとする。
そこに、新しい時代の誠実さがあると感じています。
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サイエンスホームに合う人
では、サイエンスホームに合う人とは、どんな方でしょうか。
私から見て、まず思い浮かぶのは、木の家が好きな人です。ひのきの香りが好きで、柱や梁が見える空間に落ち着きを感じて、新築のピカピカした感じよりも、年月とともに味わいが増していく家のほうを楽しめる人。こういう方には、サイエンスホームの家は深く届きます。
もう一つは、家族の気配を感じる暮らしが好きな人です。
サイエンスホームの家には、吹き抜けや梁のある空間で、家族の気配がやわらかくつながる感覚があります。完全に個室で分けるよりも、家のどこかで家族の声を感じていたい。リビングに自然と人が集まって、子どもが裸足で走るような家がいい。そんな方には、自然と合うはずです。
そして実は、東京や関西でマンションに住んでいた方にも、サイエンスホームの家は強く響くことがあります。
駅も近く、買い物も便利で、生活には何も困らなかった。でも、人生のどこかで、ふと木の香りや、空の広さや、家族の気配のある暮らしに惹かれるようになった──そんな方にとって、信州のひのきの家は、ただの住宅ではなく、暮らし方そのものを変える選択肢になります。
特に、50代60代から信州に移住される方には、人生後半をどこでどう過ごすかが大きなテーマになります。便利さよりも、落ち着き。広さよりも、空気感。新しさよりも、味わい。そういうものに価値を置くようになった方には、ひのきの家は深く響くと思います。
もちろん、子育て世代でも、子どもに木の香りや床の感触を記憶として残したい、自然の近くでのびのび育ってほしい、という思いを持つ方には、よく合います。
先日も、お子さんがリビングで裸足になって走り回っているのを、ご夫婦が嬉しそうに見ているご家族がいらっしゃいました。「うちの子、この家に来てから、本当によく笑うようになったんです」と奥様がぽつりと話してくれて、こちらまで胸が熱くなりました。
ああ、家ってこういうものだよな、と改めて思った瞬間でした。
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サイエンスホームに合わないかもしれない人
一方で、合わないかもしれない方もいます。
たとえば、無機質でホテルライクな空間が好きな方。生活感をできるだけ消したい方。木の色の変化や傷が気になる方。自然素材の表情よりも、均一で変化の少ない素材を好む方。
こういう方にとっては、サイエンスホームの家は少し違うと感じるかもしれません。
木は生きています。年月とともに色が変わるし、暮らしの中で傷もつく。柱や梁が見えることで、木の存在感もはっきりある。それを「味わい」として楽しめる人もいれば、「気になる」と感じる人もいる。
これは、どちらが良い悪いの話ではなくて、ただ相性が違うだけです。
家族の気配を感じる空間が好きな方もいれば、完全な個室性を重視したい方もいる。木の香りに癒される方もいれば、香りそのものが気になる方もいる。吹き抜けや開放感が好きな方もいれば、音や空間の繋がりが落ち着かないと感じる方もいる。
だから私は、サイエンスホームを誰にでもおすすめしたいとは思っていません。
合う方に、ちゃんと届いてほしい。 合わない可能性のある方には、早い段階で気づいてほしい。
それが、お客様にとっても、私たちにとっても、いちばん誠実な家づくりだと思っています。
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「合わないかもしれない」と言えることが、お客様を守ります
住宅会社にとって、「この家は合わないかもしれません」と言うのは、簡単なことじゃありません。
できれば多くの方に選んでいただきたい。気に入っていただきたい。相談していただきたい。当然そう思います。
でも、お客様にとって大切なのは、契約することではなく、建てた後に「この家にしてよかった」と思えることです。
家は、建てて終わりではありません。そこから暮らしが始まります。 朝起きて、ご飯を食べて、掃除をして、仕事から帰ってきて、子どもが走り回って、夫婦で話して、年齢を重ねて、季節を越えていく──その何気ない毎日の中で、「この家にしてよかった」と思えるかどうか。そこが本当の勝負どころです。
だからこそ、奥寺さんが「向いている人・向いていない人」を書いたことには意味があります。
それは、売るための文章ではなく、お客様を守るための文章です。 私はそう受け取りました。
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最後は、モデルハウスで体感してください
サイエンスホームの家が自分に合うかどうかは、文章だけでは分かりません。写真でも、間取り図でも、性能の説明でも、足りません。
ひのきの香り、床の感触、柱や梁の存在感、吹き抜けの空気感、家族の気配の繋がり方、ひのきの家にいるときの自分の体の感じ方──こういうのは、実際に立ってみないと分からないんです。
そして、できれば奥寺さんやさきなさんと話してみてください。
奥寺さんには、木の家を正直に語る力があります。 さきなさんには、お客様の暮らしや家づくりの目的にまっすぐ寄り添う力があります。
この2人と話しながら、自分たちに本当に合うのか、この空間で暮らしたいと思えるのか、信州でどんな毎日を送りたいのか──そういうことを、一緒に考えてみてほしいんです。
サイエンスホームは、誰にでも合う家ではありません。
でも、木の家が好きな人。ひのきの香りに心が動く人。家族の気配を感じる暮らしが好きな人。信州で自然とともに暮らしたい人。年月とともに育つ家を楽しみたい人。
そういう方には、深く届く家です。
家づくりは、正解を押し付けられるものじゃない。自分たちに合う暮らしを、ひとつずつ見つけていくものです。
そのために、合うことも合わないことも正直に話せる人と出会ってほしい。サイエンスホーム諏訪店が、そんな出会いの場所になればうれしいです。



