エルハウスにない特徴を持つ家を、なぜ導入したのか

エルハウスにない特徴を持つ家を、なぜ導入したのか

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ひのき、外張り断熱、メーターモジュールという3つの魅力

こんにちは。 エルハウス/LHOUSE CEOの網倉です。

前回の記事では、東京・関西・首都圏近郊から信州へ移住して家を建てる方に向けて、「家を見る前に、まず誰に相談するかを見てほしい」というお話をしました。

家づくりは、建物だけを選ぶものでも、土地だけを選ぶものでもありません。どこで暮らすのか、誰と暮らすのか、どんな時間を大切にしたいのか、そして、その家づくりを誰と一緒に考えるのか──そこまで含めて、家づくりだと私は考えています。

今回は、その続きとして、なぜエルハウスがサイエンスホームを導入したのかについてお伝えしたいと思います。

結論から言うと、理由はシンプルです。

サイエンスホームには、エルハウスにはない個性があったからです。それが、ひのきの家、外張り断熱の家、メーターモジュールの家という3つの特徴でした。

そして私は、この個性を、奥寺さんとさきなさんという若いチームに託してみたいと思いました。

初めてサイエンスホームを見たのは、2022年2月でした

私が初めてサイエンスホームの住宅を見たのは、2022年2月でした。

本部のモデルハウスを見学しました。その建物は、たしか築5年ほど経っていたと思います。

新築じゃない。完成したばかりの、いちばん木の香りが強い時期でもない。

それでも、玄関に入った瞬間、ほのかにひのきの香りがしました。

この感覚は、今でもよく覚えています。

築5年経っていても、まだ木の香りがするのか」と。

もう一つ驚いたことがあります。

それは、2月なのに、裸足で床を歩けたことです。

私は長く信州で暮らしています。信州の冬の寒さは、よく知っています。大学時代には下宿先にお風呂がなくて、銭湯に通っていました。冬の夜、銭湯から帰る途中で、濡れた髪の毛が凍ったこともあります。

最近は暖冬と言われることも増えましたが、それでも信州の冬は、やはり信州の冬です。

だからこそ、2月のモデルハウスで裸足で床を歩けたことには、心底驚きました。

家の中の空気、床に足を置いたときの感覚、木に囲まれている安心感──その場に立って、私は「これは面白い」と思いました。

圧倒されたのは、木の量と空間の力でした

サイエンスホームのモデルハウスで印象的だったのは、ひのきの香りだけじゃありません。

まず、木の量に圧倒されました。

柱が見え、梁が見え、木の存在が空間の中にしっかりある。壁の中に隠れてしまうんじゃなく、木が暮らしの中に見えている。これが、サイエンスホームの特徴である真壁づくりの魅力なんだと思います。

私は建築士じゃありませんから、真壁づくりについて専門家のように細かく説明する立場ではありません。そこは奥寺さんやサイエンスホーム本部の言葉を紹介しながら、別の記事で丁寧にお伝えしていきます。

ただ、暮らす人の感覚として言うなら、こうです。

木が見える家は、空間の印象が違うんです。

そこには、家としての強さだけじゃなくて、落ち着きや懐かしさのようなものが生まれる。新しい家のはずなのに、どこか昔から知っているような安心感がある。

さらに、梁と吹き抜けの空間にも圧倒されました。上に抜ける空間、木に包まれる感覚、家族の気配がやわらかくつながるような空気感。

写真では伝わりきらないものがあります。カタログの言葉だけでも伝わりきらない。実際にその場所に立って、空気を吸って、床に足を置いて、見上げたときに初めて分かるものがあるんです。

私は、サイエンスホームのモデルハウスで、それを感じました。

メーターモジュールには、暮らしの余裕を感じました

もう一つ、私が魅力を感じたのが、メーターモジュールです。

メーターモジュールという言葉は、一般のお客様には少し分かりにくいかもしれません。

簡単に言うと、家の寸法の考え方です。一般的な住宅よりも、廊下や階段、空間にゆとりを感じやすい設計の考え方──そう受け取っていただくと分かりやすいと思います。

実は、私の自宅は積水ハウスです。そして、積水ハウスもメーターモジュールの考え方を持つ住宅です。

だから私は、メーターモジュールによる空間の余裕を、体感として知っています。

ほんの少し広い。でも、その少しが、暮らしの中では大きいんです。

廊下を歩くとき、階段を上がるとき、荷物を持って移動するとき、家族とすれ違うとき、将来、年齢を重ねたとき──図面上では小さな違いに見えるかもしれません。でも、毎日暮らしていると、その余裕はじわじわ効いてきます。

50代60代から信州へ移住して家を建てる方にとっては、今の暮らしだけじゃなく、10年後20年後の暮らしも大切です。子育て世代にとっても、家の中で家族が動きやすいことは大切です。

メーターモジュールは、派手な特徴じゃないかもしれません。でも、日々の暮らしの中で、静かに価値を発揮する特徴だと思っています。

自宅との違いから感じた、床の暖かさ

私の自宅は、積水ハウスのフローリングの家です。

もちろん、良い家です。私自身、その家で家族と暮らしてきました。

ただ、冬になると、やはり床は冷たく感じます。

しかも私の自宅は2階がリビングです。一般的に、2階は1階よりも暖かく感じやすいものです。それでも冬は、スリッパを履かないと寒くて歩けないことがあります。1階は、さらに寒い。

だからこそ、2022年2月に見たサイエンスホームのモデルハウスで、裸足で床を歩けたことは、私にとって大きな驚きでした。

これは、単なる「暖かい家ですね」という感想じゃないんです。

信州で暮らす人にとって、冬に床をどう感じるかは、日々の生活に直結します。

朝起きたとき、夜帰ってきたとき、子どもが床に座るとき、夫婦でリビングにいるとき、年齢を重ねて家の中で過ごす時間が増えたとき──足元の冷えは、毎日の気分に影響します。

暖かい家は、家族の機嫌を守るかもしれない。 私はそう感じています。

だから、サイエンスホームの外張り断熱という特徴には、大きな可能性を感じました。

外張り断熱の専門的な説明は、奥寺さんに聞いていただくのが一番です。私は建築士じゃありませんから、ここで専門家のように説明するつもりはありません。

ただ、私の言葉で言うなら、外張り断熱は、信州で暮らす方にとって冬の安心につながる考え方だと思っています。

エルハウスは、自社商品を持つ会社です

ここで、大切なことをお伝えしておきます。

エルハウスは、ただ他社の商品を販売する会社ではありません。自社商品を持つ会社です。自分たちで考え、開発し、お客様に届けてきた商品があります。

そして、エルハウスには、エルハウスの家づくりがあります。

地域に根ざして、諏訪・茅野・原村・富士見・伊那エリアで、長くお客様の家づくりに関わってきました。価格、土地、間取り、暮らしやすさ、建てた後のこと──家づくりには目に見える部分と、目に見えにくい部分があって、私たちはその両方を大切にしてきました。

エルハウスの建築士である池さんや、ちさきちゃんは、自分自身の信念に基づいて商品開発をする人たちです。

ただ売りやすいから商品をつくるわけじゃありません。お客様にとって何が良いのか、地域に合う家づくりとは何か、自分たちの信念として何を届けたいのか──そこを考えながら、自分たちの商品を育ててきました。

私は、その姿勢を本当に大切にしています。

では、なぜエルハウスが、さらにサイエンスホームという商品を導入したのか。

それは、エルハウスの商品が足りないからじゃありません。お客様の望む人生が、一人ひとり違うからです。

同じ信州に暮らしたい方でも、望む暮らしは違います。シンプルで無駄のない家が合う方もいれば、性能やコストバランスを重視する方もいる。一方で、木の香り、ひのきの質感、真壁づくりの空間、年月とともに育つ家に魅力を感じる方もいます。

そういう方に、もう一つの選択肢を届けたい。

だから私は、エルハウスにない個性を持つサイエンスホームを導入しました。

サイエンスホームには、背景と思想があります

サイエンスホームは、単なる商品名じゃありません。

そこには、木の家をもっと多くの人に届けたいという考え方があります。

サイエンスホームは、日本の伝統的な真壁づくりを大切にしながら、国産ひのき、外張り断熱、メーターモジュールなどの特徴を持つ住宅ブランドです。

もともと、サイエンスホームを立ち上げた方の思いがあって、現在は綿半林業SHさんが本部としてサポートしてくださっています。

この本部の存在も、私にとっては大きな安心材料でした。

エルハウスが自社商品を大切にしているように、サイエンスホームにも積み重ねてきた考え方があります。全国に広がる知見もあるし、本部としてのサポート体制もある。

社内だけで完結するんじゃなく、社外のプロと組む。 これは、私がとても大切にしている考え方です。

自分たちだけで頑張ることも大切です。でも、自分たちだけで閉じてしまうと、見えなくなることもある。

外の知見と組む。専門家と組む。本部の力を借りる。そして、自分たちらしさを加えていく。そうすることで、若いメンバーが伸びる。事業も伸びる。お客様に届けられる価値も広がる。

私は、サイエンスホームを通じて、そんな可能性を感じました。

奥寺さんとさきなさんに、別ブランドを持たせてみたかった

サイエンスホームを導入した理由は、商品だけじゃありません。もう一つ大きな理由があります。

それは、奥寺さんとさきなさんに、別ブランドの商品を持たせてみたかったということです。

エルハウスには、自社商品があります。池さんやちさきちゃんのように、自分の信念に基づいて商品開発をするメンバーもいます。

それとは別に、サイエンスホームというブランドを、奥寺さんとさきなさんに託してみたかったんです。

社内に上司やアドバイザーを置いて、その人たちの言う通りに進める──そういう育て方もあるかもしれません。

でも私は、そうじゃなくて、社外のプロと組ませたいと思いました。

サイエンスホーム本部、綿半林業SHさん、全国のサイエンスホームの知見、そしてエルハウスが地域で積み重ねてきた経験。その中で、奥寺さんとさきなさんが、自分たちの力で考え、試し、学び、成長していく。

私は、その姿を見てみたかったんです。

奥寺さんは、建築士としての専門性を持ちながら、木の家を単なる商品としてじゃなく、暮らしの器として見られる人です。さきなさんは、家づくりを「何を建てるか」だけじゃなく、「なぜ建てるのか」から考えられる人です。

そして、2人はお互いをリスペクトしています。相手のせいにしない。環境のせいにしない。自分たちにできることを考える。

この姿勢があるチームなら、サイエンスホームの個性を、ただの仕様としてじゃなく、お客様の暮らしに合う形で届けてくれるんじゃないか。私はそう感じています。

選択肢が増えることは、お客様の自由につながる

私は、家づくりにおいて、「これが絶対に正解です」と言い切ることに、少し慎重でありたいと思っています。

なぜなら、お客様の望む人生は、それぞれ違うからです。

木の香りに包まれて暮らしたい方。とにかくシンプルで管理しやすい家を望む方。広々とした空間を大切にしたい方。コストバランスを重視したい方。性能を最優先に考えたい方。家族の気配を感じる暮らしが好きな方。逆に、個室性をしっかり分けたい方。

どれが正しい、どれが間違いという話じゃありません。

大切なのは、自分たちの暮らしに合う選択をすることです。

だから、エルハウスの中にサイエンスホームという選択肢があることは、お客様の自由につながると考えています。

エルハウスの家が合う方もいる。サイエンスホームの家が合う方もいる。時には、別の選択肢のほうが合う場合もあるかもしれません。

それでいいんです。

私たちが大切にしたいのは、売りたい家を押し付けることじゃありません。お客様が、望む人生に合う家を選べるようにすることです。

サイエンスホームは、誰にでも合う家ではありません

ここも、はっきり書いておきます。

サイエンスホームは、誰にでも合う家ではありません。

木の家が好きな人には、とても心地よい家になる可能性があります。ひのきの香りや、真壁づくりの雰囲気、木と一緒に歳を重ねる感覚が好きな方には、深く届く家だと思います。

一方で、木の経年変化が気になる方、生活感のない無機質で均一な空間を好む方、木の香りよりもできるだけ素材感の少ない空間を望む方、多少の傷や変化も気になってしまう方──こういう方には、もしかすると合わないかもしれません。

それは、悪いことじゃありません。

家にも、人にも、暮らしにも、相性があります。

だから私は、サイエンスホームを無理におすすめするんじゃなくて、まずは体感してほしいと思っています。

写真では分からないことがあります。文章では伝えきれないこともあります。

木の香り、空気感、床の感触、広さの感覚、柱や梁の存在感、吹き抜けの開放感、家族で過ごすイメージ──それらは、モデルハウスで感じていただくのが一番です。

望む人生を生きるために、家の選択肢を増やす

エルハウスで大切にしていることは、望む人生を生きるということです。

これは、お客様に対してだけじゃありません。そこで働くメンバーに対しても同じです。

お客様には、自分たちの望む暮らしに合う家を選んでほしい。 メンバーには、自分の個性や強みを活かして、望む人生につながる仕事をしてほしい。

サイエンスホームを導入したことは、この両方につながっています。

お客様にとっては、エルハウスにはない個性を持つ、新しい選択肢が増える。奥寺さんとさきなさんにとっては、自分たちで育てていくブランドが生まれる。

社内の誰かの下で、ただ指示を受けるんじゃなく、社外のプロと組みながら、自分たちで考え、自分たちで成長していく。私は、そういう環境が、人を伸ばすと思っています。

もちろん、すべてが最初からうまくいくわけじゃありません。迷うこともあるし、思うように進まないこともあるし、良いことも、難しいこともある。

それでいいんです。

大切なのは、その一つひとつを経験に変えていくことです。誰かのせいにせず、環境のせいにせず、今できることを考えていくことです。

奥寺さんとさきなさんには、それができると私は思っています。

だからこそ、このサイエンスホームという選択肢を、2人に託したいと思いました。

まずは、サイエンスホーム諏訪店で体感してみてください

東京・関西・首都圏近郊から信州へ移住して家を建てたい方へ。

もし、木の家が気になっているなら。 ひのきの香りが好きなら。 信州の自然の中で、家族との時間を大切にしたいなら。 50代60代から、人生後半の暮らしを整えたいなら。 子どもに、自然素材の家でのびのび育ってほしいなら。

サイエンスホーム諏訪店は、一度見ていただく価値があると思います。

ただし、見るだけじゃなく、感じてほしいんです。

この家は、自分たちの暮らしに合うのか。この木の雰囲気は、心地よいのか。冬の足元の感覚はどうか。この空間で、どんな毎日を過ごしたいのか。奥寺さんとさきなさんに、安心して相談できそうか。

そんなことを、ゆっくり確かめていただけたらと思います。

エルハウスには、エルハウスの良さがあります。 サイエンスホームには、サイエンスホームの良さがあります。

大切なのは、どちらが上かじゃありません。 お客様の望む人生に、どちらが合うのか。どんな暮らしを選びたいのか。それを一緒に考えることです。

ひのき、外張り断熱、メーターモジュール──エルハウスにはないこの個性を、私はサイエンスホーム諏訪店の大切な可能性として見ています。そして、その可能性を、奥寺さんとさきなさんという若いチームに託しています。

この家が合う方に、ちゃんと届いてほしい。 そして、信州での暮らしが、より豊かなものになってほしい。

その思いで、サイエンスホーム諏訪店を育てていきたいと思っています。

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