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サイエンスホーム諏訪店・店長の奥寺です!
先日、私たちサイエンスホーム諏訪店のメンバーは、
一般社団法人 信州木造住宅協会が主催する植樹祭に参加させていただきました。
普段、家づくりで木材を扱っている私たちですが、実際に苗木を植える体験を通じて、
「木を育てることの重み」と「地元の木を使う意義」を強く感じた一日となりました。
長野県は「森林県」なのに林業は?
植樹体験に先立ち、まず最初に長野県の森林の現状について学びました。
長野県は、森林面積や森林率で全国トップ3に入る「森林県」です。
豊かな自然の中でたくさんの木が育っているにも関わらず、
林業となると全国36位と活用が遅れているのが現状です。
「せっかく地元で育った木が、地元で使われていないのはもったいない!」
この課題を解決するためには、「植えて→育てて→伐採して→使う」
という持続可能なサイクル、循環型社会の取り組みが非常に重要となります。
長野県ではホームセンターでお馴染みの綿半が
今、力を入れて取り組んでいます。
長野の気候風土で育った県産材を使うことは、丈夫で長持ちする家づくりに直結します。
サイエンスホーム諏訪店のひのきの柱も、この長野県産材を使用していますが、
今回の学びでさらにその大切さを深く認識しました。

こちらは実際にエネルギーに変わる材料の様子です。
以前は左側のみが主流でしたが、
現在では右側の以前までは伐採の際にそのまま落ちていたものも
エネルギーに変えることができ、余すことなく使用することができるんです。
傾斜地での植樹作業!植える場所づくりが何より大切
座学で学んだ後は、植樹体験をする植樹場所へ移動しました。
今回、植えたのはカラマツの苗木になります。

4人のグループに分かれて各グループ50本の苗木を植えることに!
一本一本、目印の場所を桑(くわ)で地面を掘り、そこに木の苗を丁寧に植え込んでいきます。
私は主に桑を担当し、

そこに咲奈さんが苗を植えて、

今回、植えた木がわかるようにピンクのヒモをつけていきます。

傾斜地での作業は予想以上に体力を使いました。
しかし、普段からランニングや筋トレで鍛えている成果がここで出ました。
50本全てを掘り終えた時は達成感✨
せっかくの機会なので植えるのも体験させていただきました

植え終わった後、ピンク色のヒモをつけた小さな苗木が
並ぶのを見た時の達成感はひとしおでした!
参加者全員で合計200本の植樹を終え、汗をかいた後の清々しさは格別です。

長野県の山を元気に育てよう🌲
もちろん、ただ植えればいいというわけではありません。
木が育つために植える場所、草刈りなどの環境づくりもとても大切になります。
それを今回、実際に目で見て、肌で体感できたことは、とても良い体験となりました。
私たちが家づくりで扱う「木材」は、何十年もかけて、このような環境で人の手によって
大切に育てられた結果だと実感しました。
伐採する前の育林の過程こそ、家の耐久性や品質に繋がるのだと、改めて木への向き合い方を考えさせられました。
育てた木が「誰かの家」になる日を願って
今回植えたカラマツが大きく育ち、いつか誰かの住宅に使われる日が来ると考えると、とても感慨深いです。
私たちはこれからも、地元の山が元気になるよう、長野県産材の魅力を発信し続けたいと思っています。そして、私たちが育てた苗木のように、一つ一つのご家族の夢や希望を、丈夫で暖かい家という形で大切に育んでいきたいです。
来年も植樹祭は開催される予定です。お子様の自然や環境の勉強にもなる貴重な体験ですので、ご興味のある方はぜひお気軽にお声がけください!
サイエンスホーム諏訪店は、
これからも「地元の木」で「地元の家」づくりに貢献してまいります!